20160129

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 正しいテークアウェイのすゝめ 2


ヘッドが動く原動力は体の向きの変更です。
フットワークがその源と言えるでしょう。

プロのスイングも含め
多くのゴルファーのテークアウェイの動画を
見てみてください。
スナップショット 5 (2013-07-05 23-44)

体の回転が止まってから
クラブに慣性も付いているでしょうから
「多少」はあるとは思います。
思いますが、9割9分のゴルファーは
体が止まってから テークアウェイでの
クラブヘッドの移動量の大半が行われています。

手打ち という言葉はゴルフでは忌み嫌われているのに
打つ為の準備である テークアウェイで
体の動きと直接関係のない 手さばきでの
クラブの移動、ヘッドの移動があって
どうやって 手打ちを改善できるのでしょうか。。。

ここの部分を解説させて貰うと
まず 体の向きを単なる「きっかけ」として
少し回し始めます。
とは言っても 多くのゴルファーは
左腕、左肩、左肩甲骨を動かすことが体を回すこと
「肩を入れる」という言葉が該当します
を思っているので この時点でデスムーブです。
この動作は単に胸をつぶしているだけ とか
かがんでいるだけで
動画等をよく見ると 体の芯 胸やへその部分は
依然としてアドレス方向を向いたままです。

体をまわす ということ
そして その体はどの部分が該当するのか
ここでよく考えてみるべきです。
肩甲骨だけを動かすのが体なのか
それとも骨盤も含めた胴体を動かすことが
体を回す~向きを変えることなのか…。
0000135080_p01_01

そして 体をまわす という体は
人間にとって 決して軽くない、重さのある部分の
向きを変えるのに、一体全体
どこら辺の筋肉を中心に使えばいいのか…。
背中の筋肉をメインに使うことが
「からだ」を回すことに該当するのか、どうか…。

左肩甲骨~左腕を使って
疑似的な体を回す行為は
実は 体をまわすこと そのものが目的でなく
その動きを止めたとき、
クラブヘッドという重量物に運動慣性を付けて
止めた反動でテークバックを取る という行為のためです。
が故に体が止まってからの方が
クラブの移動量が多いのです。

もうこの時点で 手打ちは嫌だ とか
インパクトで体を開きたくない とか
突っ込んで打ちたくない とか
煽り打ちはしたくない とか
単なる戯言に過ぎません
➡そうなって然るべしで
 逆にそれを修正する方がよほど大変です。
 間違いを間違いで、嘘を嘘で塗り固めるようなもので
 この修正のために練習を繰り返すのを
 下手を固める ともいう訳です。

本番では緊張もあり、
自分の順番を早く終わらせたい という気持ちも働くので
なかなかそこまで至らないかもしれませんが
少なくとも素振りや練習では
体の向きが終わった時、同時に
クラブヘッドの移動も止まっている訓練を
しておかねばなりません。
少なくとも 手打ちでなく、体を使って打ちたいと
思っている限り…。

これはスイング最大の悪癖とも言え
どんな理論を持っていたとしても
たった0.1秒の始動ですべてが決まってしまう ほど
大切で、大事にしなければならないポイントなのです。

この悪癖を持っている場合、
疑似的な体の回しを先に行い
その反動でヘッドを振る(上げる)の行っている場合、
それを抹消し、改善しない限り
やれ トップの位置だとか、ダウンスイングだとかを
論じても、結局実際にスイングを始めた時点で
すべてが台無しになります。
スナップショット 1 (2013-12-05 18-39)

それを修正する のには
理論的に
 
重量はそこに留まろうとするエネルギー
であるということ。
そして、最終的には
テークアウェイでの上げる行為自体も抹消するのですが、
始めの段階では
体を回さず
先にクラブを起こしてから
クラブが完全に上げ止まってから
初めて 体の向きを変える
という 全く逆の順序を覚え
体から 上げると回るを左腕一本で
クラブヘッドの勢いで動かす という感覚を
消し去らねばならないのです。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります