マクリーンの8ステップスイングに掲載されているデスムーブやスイングの注意点などについて、ご紹介してきましたが、今回は、プレーンに関する項目の部分をご紹介します。
内容を要約しますが、まず、スイングプレーンというのは、クラブや体格、ボールのライなどによって変化するので、唯一無二のスイングプレーンというのは存在しない、としています。そして、スイングプレーンを誤解させる絵として、モダンゴルフに掲載されているガラス盤の絵を例に出し、(その絵とは、ターゲットラインに沿って大きな四角いガラス盤を立て、肩にもたれかかるようにして、頭だけがガラス盤から飛び出しているような絵です。)このプレーンイメージが、スイングプレーンを誤解させていて、このプレーンは決してスイング全体を通して語られるべきものではなく、スイングのトップ付近での左腕の動きのガイドラインになるだけのものだ。としています。
そして、スイングの前半、クラブが腰の高さくらいまでに来るまでのプレーンは、アドレスプレーンであって、これは一般にシャフトプレーンと言われている。と言ってます。しかし、バックスイングは人それぞれなので、様々なバックスイングが許容される、大切なのは、腕や手首や手の緊張なくスタートする体の動きである。としています。
そして、マクリーンがスイングを見る時に参考にしているのが、ヨーロッパのトップインストラクターであるデニス・プーが提唱する上の図のようなコーンである。ということです。そして、これをセイフティーゾーンとよび、スイング中、クラブや体の部位が、このゾーンの中で行われることが重要である、としています。
例えば、右ひじがこのゾーンからはみ出ることは、非常に良くない状態で、そうなるとすれば、インサイドに引っ張りすぎていることや、左腕は胸を横切っていることを示し、スイング中の腕は、常に体の正面になければならないという基本に反することになるので良くない。などと書かれています。
まず、唯一無二のスイングプレーンは存在しない、というのは当然で、グラビティプレーン理論でも、グラビティプレーンはクラブによって決められるのだから、それぞれのクラブによってプレーンは違う、ということになり、唯一無二はありません。しかし、それと、人によってとかライによって、なんていうことまで考えて唯一無二はない、なんていうのは、馬鹿げた話でしょう。結局、よくわかんないからごまかしているだけです。
そして、シャフトプレーンはバックスイング初期のガイドになるけどあまり気にすんな、っていうのも、結局、オンシャフトプレーンテイクバックが、良い結果につながらないことを経験的に学んでいるから、あまり気にするなっていうことを書いているのでしょう。でもって、一般に良く使われるシャフトプレーンとホーガンプレーンの間をセイフティーゾーンと言って、例えばこのゾーンから右ひじが飛び出してはいけない、という例ですが、バックスイングで右ひじがシャフトプレーンの下側に飛び出すスイングって、ちょっと珍しい気がします。そんなの、シャフトをよほどアップライトにセットアップするか、異様にかなりインに引き込まなければ、起こりえないと思います。昔のニッカポッカスタイルで、ジャケットのために腕が上げられず、横に振るようなスイングでもしなければ、そんなことにならないように思うし、そもそも、セイフティーゾーンに収まっていればOKなんていうレベルだと、スイングのミスや変化なんて、到底見抜けません。
というわけで、今日はここまでですが、来週は、更につっこんでみたいと思いつつ、今日もレッスン公開です・・・
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