たまに見かけますが
ウエッヂなどのソールを削っているゴルファー…。
リーディングエッジならいざ知らず
ソールを削ることは
メロンを切って、中身を捨てて皮だけ残しているような
ソール部分を削って、良いことは何一つありません。
重量も落ちる上、機能も削る分捨てています。
バンス幅やバンス角度は度合いはあるものの
双方ともに多くて、広くて、大きいほど
機能として充実していると言えます。
アイアンにおいても
ソールの進化がアイアンそのものの進化
そして真価と言えるほど重要な部分なのです。
よくウエッヂを評価する時に
「抜けのよいウエッヂ」
と言う言葉がありますが、
ハミングバード的に重量も考慮すると
インパクト前後のぬけが良いか、どうかは
ソールの形状というよりも
シャフトの硬さ であったり
ヘッド重量 であったり
そのシャフトの硬さに対するヘッドの重さ であったり
クラブ全体としての総合的な部分がほとんどを占め
ソールの形状そのものは「抜け」とは
密接な関係にはないのです。
どんなソールの形状をしていても
クラブ、クラブヘッドの慣性が低ければ
ボールと言う質量~負荷に対し推進力が負けてしまいます。
…ボールに対する質量敗け
ソールを削る ということはヘッドの質量を落とす
ということになりますから、その時点で
ヘッドの推進力を削っていると考えてよいでしょう。
まして アイアン全般に言えることですが
「ヘッドのぬけ」はショットの最優先事項ではなく
繰り返し同じ距離が打てることや
ミスヒットに強いことの方が ショット自体としての
優先事項は当然高い訳です。
ソールの大きな役割としては
「インパクト時の補正効果」があります。
補正効果には 飛距離とミスヒットがあり
その部分においてソールは非常に役に立ちます。
また、多くの人が錯覚しているかと思いますが
ゴルフクラブをある程度正しく使えれば
★バンス角度があればあるほど
⇒打ち出す球の弾道は低くなります。
★バンス角度が少ないほど
⇒打ち出す球の弾道は高くなります。
逆にイメージしている人、少なくないかも…ですね。 from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります