Question
ドライバーでのインパクトの瞬間、右肩が突っ込むクセが直りません!
いくらインパクトでは体は正面にって意識しても動画で見てみると突っ込んでるし
打球も左に飛び出ることが多いです。
プッシュアウトを意識してもその時はできても右に出てくれても
いざ普通にスウィングしたらやはり右肩が突っ込んでしまいます。
何か右肩が突っ込まないようにする練習法とかドリル?みたいなことってありますか?
Answer
右肩が突っ込むと良く言われる症状ですが、
インパクトで肩ラインが開いているために、
突っ込んでいるような形に見えるスイングの事かと思います。
打球が左に飛び出ることが多いとのことですので、おそらく
アウトインに振っているのだと思われます。
実はインパクトの瞬間に肩ラインが正面を向いていなくても
まっすぐに打つプロは沢山います。
肩の先回りは欧米のトッププロでも、わざと行うことがあります。
これはシャフトの長さを調整する一つの方法でもあります。
アドレスした時にはアームシャフト角は160度程度なのですが
インパクトでは180度に伸ばして打つ打法があります。
この時に、アドレスの形にはわざと戻さずに、伸ばした分だけダフるのを
調整してハンドファーストにしたり、肩を吊り上げたりして調整するのですが
肩を先回りさせて調整することもあるのです。
左に引っ掛けるというのですが、ヒールに当たって引っ掛ける場合と
芯に当たるのですが、まっすぐにかなりの勢いで左に出る場合の引っ掛けがあり
恐らく質問者さんの引っ掛けは後者だと思われます。
この捕まり過ぎたと表現されるような左への引っ掛けは
ストロンググリップでアウトインに振っている場合や
体重が左に移動せずに体が止まってしまって打ったときなどに多く、
フェイスがスクエアになっている場合はフェイドが良くでることもあり
引っ掛けフェイドもこの類です。
基本的にフェイドの癖球が出る人はダウンスイングで肩が先に開き
手が後から下りてくる人です。
切り替えしと同時に肩の回転で打とうとして、上半身のよじり力を使って
手を速く回そうと横ぶりをします。
これが力み感となって見えるのです。
この場合はインパクトの瞬間は右肩が突っ込んでいるように見えますが
実は肩の回転開始ポイントが早いのです。
肩の開きを抑えて、クラブを腰辺りに下ろしてから
肩を回転させるようにするとインアウト軌道になってフェイドは治り
真っ直ぐに出るストレート球が打てるようになるかと思います。
スイングを見てみないと断言はできないのですが
スライスが問題なのか、捉まり過ぎが問題なのか、それとも
フェイドが問題なのかを説明せずに、「右肩の突っ込みを治したい」と
勝手に診断し、勝手にそれが悪いとして、それを治すための方法だけ聞きたい
という我がままな我流の姿勢がまず大きな問題かも知れません。
目指すスイング理論を勉強し、その打法の基本動作を習得し
それからその理論に基づいた診断で正しい修正法で治すことが大切です。