アメリカツアーのショップライトクラシックが終了しました。
藍ちゃんの優勝経験試合、距離が短く3日間大会ということで、日本人選手の活躍が期待されましたが、残念な結果に終わりました。
優勝は通算8アンダーとしたノードクイストさんでした。2日目までトップを走っていたプレッセルさんは最終日73で通算5アンダーまでスコアを落としてしまい3位タイに終わりました。
日本人選手の成績は以下の通りです。
33位 E 美香さん、彩子さん
42位 +1 藍ちゃん
2日目までは上位を狙える位置でしたが、3人ともに最終日は73の2オーバーだったわけです。
最終日の日本人選手の内容は・・・
美香さん 2バーディ、2ボギー、1ダボ
彩子さん 2バーディ、4ボギー
藍ちゃん 4バーディ、4ボギー、1ダボ
特にスタート時間が遅い選手はボコボコのグリーンに悩まされたようですが、60台で回った選手は以下のように20人以上もいたわけですから、過大は残りますね。
初日 ベストスコア66(1人)、60台26人、アンダーパー39人
2日目 ベストスコア67(1人)、60台11人、アンダーパー33人
最終日 ベストスコア64(1人)、60台23人、アンダーパー37人
2日目が少し難しかったようですね。パー71のコースなので、60台は多くなりがちであることを忘れてはいけません。そして、不思議なことにリゾートトラストとスコア分布においては大きな差はありません。
大きな違いは最終日の優勝争いの形でした。
ショップライトでは首位のプレッセルさんを1打差で追いかけていたノードクイストさんが逆転優勝しました。しかし、ノードクイストさんのスコアは2アンダーで、特に大きく伸ばしたわけではありません。プレッセルさんが伸び悩み、他の上位選手もノードクイストさんを大きく上回るスコアで回ることができなかったわけです。しかし、ベストスコア64をはじめてとして66程度で大きくスコアを伸ばした選手は数人いますが、それまでのスコアが悪くて届かなかったわけですね。
一方のリゾートトラストは首位で最終日を迎えた大江さんがパープレーとしている間にテレサさんと申ジエさんが5アンダーとスコアを大きく伸ばして逆転し、更に7アンダーで回った吉田さんも大江さんを追い抜いて3位に入りました。
最終日の優勝争いを1つの枠にはめて論じることはできません。
コース難易度、気象条件、首位と追いかける選手との打数と実力差などで優勝争いの形態は違ってきます。
アメリカツアーだから最終日は伸ばさないと勝てない・・・、日本ツアーでもそういう試合になるとアメリカツアーに近づいている・・・といった先入観たっぷりの見方では真実は掴めないということです。
最終日のビッグスコアが必要だと言うのであれば、2008年の原ちゃんが優勝したNEC軽井沢は爆発的なスコアが要求される試合でした。しかし、外国人選手の大量参入前の出来事です。
一方、昨年のリコーカップはパープレーで回ったテレサさんが優勝しました。
最終日のスコアだけで語ることは意味が無いですね。
from VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー