アメリカ男子のトラベラーズ三日目は、首位が-14のブライアン・ハーマン、二位が-13のグラハム・ダレーとババでした。この試合はアメリカ版全英への道の試合なので、上位者は全英に行けるそうで、従って、石川選手はこの試合で全英の切符はゲットできなかった、ということになります。石川選手はラウンド前のインタビューで、アメリカに来てから下半身の動きを抑えて上半身でスイングしていたが、自分のゴルフは下半身でリズムを出すスイングだったので、そのスイングを取り戻したい、しかし、全く同じスイングにはならないと思う。ということで、石川選手はここまでのスイング改造について、下半身の動きを抑えたことがリズムを狂わせてゴルフも狂わせてしまった、と分析しているようです。確かに今回のスイングは、以前に比べて下半身の動きが大きいように見えました。そんなわけで、石川選手はいろいろとスイングを変えながら戦っているようですが、早くスイングのことは考えずに戦えるようになるといいですね。
アメリカ女子のアーカンソーチャンピオンシップ二日目は、首位がナヨンのー13、二位タイが-11に二名といった中、美香選手は-9で4位タイ、有村選手は-8で8位タイと大健闘、野村選手は-5で26位タイ、横峯選手は17H終了し、-4で31位タイ、藍選手は0で84位タイ、上原選手は+2で107位タイでした。
日本の男子、ISPSハンダグローバルカップ三日目は、矢野、武藤、H・W・リューがー11で首位、1打差の-10にはポールターと小池選手、-8にはシュワーツェルが来ています。やはり、世界のトップランカーは優勝争いに絡みそうです。今週は、ワールドなんとか、と言いながら、世界からの選手が全くいない試合が多くなっている日本男子ツアーにあって、その名の通り、世界から選手を集め開催されているので、世界レベルのスイングとそうでないスイングとの違いが見比べられると言う点で、見る価値のある試合だと思うのですが、昨日のギャラリー数は、これまたたったの1253人、テレビ中継を見ても、とっても寂しい雰囲気の試合でした。先日の全米オープンでは、18番のギャラリースタンドだけで2万人、その他を含めると18番のグリーンだけで3万人は観ていたと言います。そういう試合に出たばかりでこの試合に出ているポールターがどう感じているのか?全米での大観衆と日本でのパラパラ観衆の違いについて、どう感じましたか?と聞いてほしいものです。きっと、苦肉の策として、マナーの良さなどを褒めることでしょう。
そして、女子のアースモンダミンカップは、-10に5人、-9に3人という大混戦です。ギャラリー数は2840人と男子の倍以上で、男子は三日間のトータルでも2610人なので、今週のギャラリー数バトルは、女子のボロ勝ちということになるでしょう。しかも、男子の入場料は3000円、女子は10000円(決勝ラウンド)という差を考えると、男子ゴルフは観る価値なしと判断されているとしか言えない現状です。
今週が終了し、もし、小田選手がトップ100から外れたら、今後の日本のツアーに世界トップ100以内の選手が参加していない、ということになりかねないので、そうなると、ゴルフツアー格付けチェックでも、そっくりさんツアーから映す価値なしツアーに格下げになるでしょう。
それでは今日もレッスン公開をお楽しみ下さい・・・