20150413

ModernSwing21: 切り返しの力加減を教えてください



Question



ゴルフスイングの切り返しの力加減を教えてください。





Answer



腰を止めて勢いよくテイクバックすると、

体は捻り上げられて(ワインディング)トップでは止まっていられなくなり

自然にトップでぶつかって降りてきます。

これはワインディングの反発力が9~10の状態で

スタック・アンド・ティルトなどはこの切り返しをしています。



現在主流の欧米のコンパクトなスクエア打法では

この張りを7~8程度におさえ、

すぐに切り返すのではなく、1拍置いて体重移動をし

それから左腰の後打席方向への突き出しで下半身が先に回転します。



その時にはまだ肩は開かずに、手だけ下ろして来ますので

捻り上げた体はさらに捻られることになります。



この捻りが戻る力を利用して打つのがモダン打法の特徴です。

切り返しはヘッドがまだトップに落ちつく前に左ひざの外旋によって先行し

体重移動をしながら次に突き出し、それから瞬時に肩の開きや蹴りなどの

ビジネスゾーンに入る順序となります。



この切り返しには大きな力はどこにも入れていません。

ワインディングの反発力によって自然に戻るためで

むしろ、その反発力が強いほど切り返しは早くなります。



スタック・アンド・ティルトは最初から体重が左にありますので

体重移動をほとんどせずに左一軸で打ってしまいますので

ワインディングの反発力をマックスに使うことができますが

普通の打法では体重移動をする時間や、右足の蹴りの時間が必要ですので

切り返しのリズムやテンポが違います。



テイクバックからビジネスゾーンまではほとんど強い力は使いません。

体重移動や腰の開き程度でリリースポイント(デリバリーポジション)から

はじめて仕事をする大切なお金になるゾーンという意味でビジネスゾーンという分けで

切り返し時点では力加減は必要最小限となります。




















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