タイトリストの中空アイアン!
タイトリストの新しいアイアンとして話題になっている「T-MB」アイアンを試打してきました。
3月下旬発売ということなので、そろそろショップにも並んでる頃かもしれません。
マッスルバック風の容貌で、中空アイアンという新しいコンセプトです。
もともとアイアン型ユーティリティーの後継モデルとして制作され、それから下の番手を作ってアイアンセットにしたとか。そのため、単品の2番アイアンからラインアップされています。
中空アイアンというと、ボテッとして、芯が広くやさしいイメージ。
当然そういうものを期待していたのですが、まずヘッドの小ささにビックリ。
かなり小ぶりな感じで、タイトリストで言うとマッスルバックの「MB」に匹敵するのではないかと。
こんなアイアン打てるかな...と思いましたが、ショートアイアンから打ってみると、意外にも打てる。
5番アイアンでも、ボールが上がってくれて何とかなりそうです。
ただシャフトがダイナミックゴールドだったこともありますが、結構頑張って振らないとダメ。
完全に上級者向きのヘッドだと思います。
ミスへの許容範囲は大きくなりましたが、いわゆるやさしいアイアンとは言えないかなと。
マッスルの「MB」と比べると、たしかに芯の広さとボールの上がりやすさ、曲がりにくさを感じます。
このヘッドの小ささで、これだけやさしくなるのはなかなかスゴい。
打感は中空ならではのもの。
中が空洞な感じ、複合素材で構成されている感じがあり、一体成型の「MB」や「CB」と比べるとかなり違います。こちらの打感が好きな人もひょっとするといるかもしれません。
ソールのブラウンな部分は仕上げだけで、素材は同じステンレスのようですが、見た目のカッコよさはたしかにありますね。
上級者向けアイアンのような小ぶりなヘッドで、中空構造。
軟鉄マッスルバックよりはやさしいものの、ある程度の技量がないとそれほどやさしい感じでもないといったところかなと。
評価が難しいアイアンですね。
操作性は高く、使い勝手は良いと思います。
しかし見た目の安心感やミスの許容範囲を考えると、「AP2」のほうがいいかなというのが率直な印象です。
「AP2」のほうが打感と打音もオーソドックスで良い気がします。
値段も安いですしね。「T-MB」は6本で162000円税抜きです。
でも人気は出そうですね。
試打すると、見た目とやさしさのギャップに驚きます。デザインもなかなかいいですし。
上の番手だけ「T-MB」にしたりする選択肢もありそうです。
中空構造でカッコいい、意欲的なコンセプトで仕上がりもいいので、バッグに入れると映えそうです
from 東京ゴルフギア旅団