アメリカツアー、KIA CLASSICが終了しました。
優勝は最終日65で通算20アンダーとしたクリスティカーさんでした。
3位タイで最終日最終組となったさくらさんでしたが、72のパープレーで8位タイに終わりました。
さくらさんは1番2番とボギーを連発し、苦しい立ち上がりになりました。その後4番、5番、7番でバーディを獲って14アンダーまで伸ばしました。しかし、10番ロングでボギー、12番でもボギーとして順位も下げてしまいましたが、13番バーディで何とかトップテンを死守しました。
出だしのボギーは、やはり最終組という意識があったのかもしれません。8番ロングでバーディを獲れなかったことと10番のボギーで勢いを止めてしまったと思います。8番バーディ、10番パーとして15アンダーまで伸ばして残りホールを戦いたかったですね。それができればトップ3に入った可能性もあります。
アメリカツアーに参戦して予選落ちが3試合続き、マスコミは予選落ちという結果しか報道せず、その報道を見てさくらさんはアメリカツアーで通用するわけがない等と叩いていた人もいました。
今大会では、結果的に優勝には届きませんでしたが、今シーズン、日本人選手最初のトップテンに入りましたし、本格参戦4試合目で最終日最終組を経験したことは良かったと思います。
ステレオタイプのコメントをすれば「今後に繋がる試合だった」ということなのでしょうが、ネギックは少し違う考えをしています。
今回の収穫は、第一に賞金であり、第二にANA出場権の獲得であり、そして最後に優勝争いという経験を積み重ねたことの3つだと思っています。コース、条件、調子が噛み合えば、さくらさんのゴルフはアメリカツアーでも十分通用することは以前から解っていたことですから、今回の収穫はそれを現実のものとして見せることができたことなのです。
決して、簡単に優勝できるものではありませんが、それは国内ツアーでも同じことで実力が少々劣っている選手でも優勝することがあるのがゴルフというスポーツです。
1度のチャンスで優勝してしまうことは国内ツアーでもありますが、そういう選手が継続して活躍することは意外と少ないものです。一番大事なことは、安定して上位で戦い続けることです。チャンスの数を増やせば優勝という頂点も見えてきます。
さくらさんに望むことは、アメリカツアーでも国内ツアー同様に、常に優勝を狙える位置で戦い続けることです。バーディ合戦ではパットが良くないと予選落ちもするでしょうが、それを克服しながら、得意パターンの試合でしっかりと存在感を示し続けることです。
優勝には届かなかったものの、国内のゴルフファンには存在感を見せることができましたし、雑音を消す機会になったことだけでも良かったと思います。
さくらさんのファンにとっては優勝できなかったことは残念ですが、良い試合を見せてもらったことでホッとしたと思います。
国内ツアーは笠さんの優勝でした。長文になっているので、アクサレディスについては明日の記事で書きたいと思います。
from VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー