続きです

昨日のお話の中で日米のプロの違いに触れたのですが、それがどう違うのかを詳しくお話しさせていただきます。これもどっちが良いとか悪いのお話ではなく傾向として読んでいただければです

まずツアーレップに対するリクエストはどちらも同じで、球の高さや距離など基本的に球質に対してのリクエストが8割以上になります。そのリクエストに対しての答え(クラブ)が今使っているクラブとほぼ同じスペックで要求してくることの多いのが日本選手の傾向で、反対に軽くなっても長くなっても極端に言うと形が変わってもOKなのがPGAの選手の傾向です。 なのでタイガーが60g台のシャフトを使ったりミケルソンが軽いスチールを使ったりと非常に興味深いことが起こります

違う見方をすれば日本選手の方が繊細でリクエストのハードルが高いとも言えます

そんなことからクラブのスペックやトレンドに対して慎重で流行の変化が起こりにくいのかな

なんて勝手に推測してしまいます。 そんな中でその部分の受け皿が大きくて貪欲だったのがジャンボさんだったり今なら片山プロが代表的な存在です

そんなことからこの二人が周りのゴルファーに対すて影響力や発信力が大きいのかな・・・ って想像です
ってことを勝手に考えながらアマチュアの皆さんにどうしていったらいいのか

ここが僕の仕事で一番大切な部分ですが、僕の立場で言えばいつも言っているように常にフラットな感覚でクラブに接していかないといけないということ。 プレーヤー側の立場で言えばリクエストを明確にすることだと思います

もちろんそのリクエストが結果重視でもビジュアル重視でもOKだし複合的なリクエストならそれはそれで

そのリクエストに対して考え得る最善なものを提供できたらって

その為にフラットな感覚で情報を集めておくと

フラットなんだから日米どっちの感覚も取り入れながらね

それがプレーヤーでもメーカーでもなく、その真ん中にいる僕の感覚なんじゃないかなって考えています。 このことはナショナルブランドのクラブとパーツクラブとの関係でも同じことで、どちらかを否定したりするのではなく良いところを取っていけばいいんですから

ここ数年沢山の方々とお話できる機会も増えて、色々な情報を積み重ねながらそんな感覚が強くなってきました

もちろんそれはお店でも誌面でも皆さんに還元していきますので楽しみに?していてくださいね


from
鹿又芳典ゴルフブログ