20200813

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 飛ばす/安定したショットの両立 



飛ばす と 安定したショット
を両立する上で、少々、科学的に考えてみましょう。

ボールとヘッドのコンタクト には
 オリジナルのロフト に対し
●立った状態
●寝た状態

 ざっくり分けて 二つの状態があります。

と同時に、ヘッドの入射角度 には
●鋭角に上から
●鈍角に上から
●下から(あおり、しゃくり)

 ざっくり分けて 3種類がある訳ですが、

特殊なショットを除き、
『ロフトの寝た状態』 と 『下から煽る、しゃくる』 は
前者は論外、
後者は 空中の浮いたボールはまだ良くとも、
地面にあるボールを打つには適しませんから、
これも理想としては 除外しなければなりません。

ドライバーは空中に浮いたボールだから…
 と言う理由で 意図的な煽り打ち、その練習は
地面にあるボールを打つショットを苦手にさせてしまう可能性が高く、
双方の練習がお互いに良い作用を生みにくくなります。

BlogPaintBlogPaint








ショットの少し複雑なトコロは
●出来るだけ ロフトを立てる~ロフトを開きたくない と
 ヘッドの入射角度が鋭角 は親和性が高く、
●ロフトを寝かせる と 鈍角な入射角度 は
 親和性が高い
 というコト です。

前者は アイアン等には良いですが、
 ウッド、特に現代のドライバー においては
 打ち出しが低く、スピンが多めになるので 不利 です。
しかし、鈍角な入射角度は 道のりが長くなりがちで
 ロフトが寝やすい可能性があります。



理想論 ではありますが、
『出来るだけ寝てない(立った)ロフト で
緩めの入射角度(鈍角)』
 で ヒットするコトが
空中のボール~地面のボール
フルショット~ハーフショット~アプローチショット
共通して 飛距離と安定性の両立を生む のです。

ここが ゴルフショットの難しいトコロ です。

からだの動き、スイングやフォームなどが先にありき ではなく
「ロフトを立てる~~緩めの入射角度…それでも上から」 という
物理的目標 を 達成する為に
どうゴルフクラブを動かせばよいか 考えた方が建設的でしょう。


その上で 掴み辛いのが入射角度 です。
入射角度を作る要素は数種、
●スイングの弧の大きさ(大きければ良い訳ではない)
●手先
●からだの回転(主に腰回り~足回り)
●左右の肩の関係

とありますが それらが相互に干渉しあっているので
実動作としては とても掴みにくい のですが、
入射角度…ヘッドのボールに対し 入ってくる角度
飛行機の着陸する角度に相当する訳ですが、
そちらで考えるよりも
飛行機で言うと 離陸する角度 離陸するサマ で
考えた方が分かり易い、というか
実現し易いのではないかと思います。
123

スイングの弧 自体は大きければ良い 訳ではなりませんが、
打った後の弧は 大きさよりも
 そのあがり方(上昇の仕方) がポイントになると思います。
急激に上がる弧 は
緩すぎる入射角度、きつすぎる入射角度、煽り打ち
等を起こし易いですが、

緩やかに 大きな弧で上昇していく のには
スイングの七癖を隠す
 と言う作用もあります。


世間で言われる スイングの遠心力 もここに活用出来ます。

スイング用語にも昔から
「前(フォロー)を大きく取る」
「左側で振る」 
なんてのもあります。

ココが面白いトコロですが、
そこで両手を伸ばしたから 弧が大きくなる とは限りません。
逆に グリップを早めに高く取る意識の方が 弧は大きくなるのです。
インパクト~インパクト以降 で
左サイド、左腕がからだにくっついてしまう、絞られてしまう 場合、
弧は小さくなり、その上昇も急激になりガチ です。
多くの場合、肩のライン、腰のライン 共に上向きが強くなるから、です。
個人的には その 左サイドのしぼり を改善できる、
改善するための、それ以前の動きを作る のが
 結果として スイングの改善、飛ばしと安定性の両立 になる
のでは と考えています。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります