20200731

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: グリーン周りのアプローチで知られざるミスの原因



今日のお題は 意外に忘れられてる と思われる
スイング全般に対しても 結構、大切なコト。


ゴルフのスイング
その構えの アドレスには
一般的に『ディッシュアングル』呼ばれるモノがあります。
  …今のスイング論では、あまり使われる言葉ではないのかも…。

それは かまえた時、
この場合、分かり易いので 左腕 としますが、
その左腕を シャフト(クラブ) は 一直線 の関係ではなく
スープ皿の底のような 薄~い角度が付いています。
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その角度は アバウト で 特に何度 なんてのは
 気にする必要はありませんが、
その角度は存在する のは重要です。

ゴルフスイングのややこしい トコロ ではありますが、20090801 2009_08_24_23_31_25-253フレームショット
アドレスには 前傾姿勢(骨盤と大腿骨の前に倒れる角度差)があるので
グリップとヘッドの関係で、ヘッドの方が低い位置がありますが、
実際には グリップとヘッドの上下関係は
左腕とクラブの角度 があるので
 ヘッドの方が ㊤ にあるのです。

腕を地面と平行まで上げた時、
その角度 によって
 ヘッドの方がグリップよりも上、高い位置になります。
アドレスは、 その腕を下げ、前傾しているので
 感覚的にはヘッドの方が ㊦ になるだけ です。



🏴🏴🏴10ヤードや20ヤード、グリーン周りのアプローチ
などをする場合、グリップもヘッドも上げず、
からだの回転だけ で打つような場面が訪れます。
 (もしくは 刷毛塗で)

そう言った場面で陥り易いのが、
  ヘッドを下げてしまうコト です。

分かり易いので からだの回転を主に で考えてみると
打ちたい分、からだは右を向きます。
これは からだの回転を股関節を境に正しくするのも
肩周りだけでする時も 基本は一緒 です。

前傾姿勢があるので 動かしてはいない、上げてはいなくても
グリップの位置は アドレスよりも 若干、ほんの少しですが、高くなります。
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にもかかわらず ヘッドを下げてしまう…。
✋アドレス時は
クラブの重さ、ヘッドの重さを 地面に預けていますが、
グリップが高くなる → ヘッドが地面から離れる
その分、アドレス時には無かった クラブ、ヘッドの重さが
 腕にかかります。
●手で振ってはイケナイ
●クラブを持ちあげてはイケナイ

そんなイメージがあるので
 その重さ分、ヘッドが下方向に取り残されてしまう という
アプローチをとても良く見かけるのです。

上げた訳ではないですが、
比較して頂くと分かりますが、
アドレス時の「ディッシュアングル」を維持すると
アプローチのテークアウェイやトップ時では
グリップとヘッドの上下関係はこんな感じになります。
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ところが ヘッドを下げてしまう、
ヘッドの重さが掛かった分、ヘッドを下に置き去り にしてしまうと
2020-07-28_18-05-56_Moment(2)2020-07-28_18-05-56_Moment(3)








こうなってしまう訳です。

これはアドレス時、ディッシュアングルが無い状態と同じ。
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さて、問題はこれから起こります。
ダウンスイング~インパクト に入ろうとすると
からだを正面、ボールの方に向け戻す、
回転し戻す(からだの向きを変更し戻し)ますから
グリップの位置は 下げてはいなくとも 低くなります。
そうなると ヘッドはアドレス時よりも下がってしまっていますから
選択は二つ。
●からだ等を起こし、ヘッドの高さvs地面の関係に合わせ
グリップの位置を アドレス時よりも高めの位置にする
●ダウンスイング~インパクトに合わせ ヘッドを元に位置にあげる

コレ、レッスンなども含め 誰も提唱しません。

おそらく 殆どの方が
無意識での調整を行っていると思われます。

グリーン周りのアプローチなど
本当に目の前、足で蹴っても、手で放っても…なんとかなる距離
にもかかわらず、トップしたり、ざっくりしたり、
主に ヘッドの上下の問題が多いと思うのですが、
こんなトコロに ミスの原因が隠れている のです。

アドレス時、地面に預けたクラブ、ヘッドの重さ、
それを 上げる訳ではありませんが、「持たない」と
当然、その重さ、そして多少ですが運動分、
ヘッドは下方向に取り残され、下がってしまいます。

自分のアプローチ、ちょっと注意してみて下さい。
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