20200203
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ヘッドの特性 重心位置のお話し 前編
この時期になると 今年のゴルフクラブのニューモデルの情報が
ちらほら 漏れ聞こえてきます。
クラブ、機種による違いは
やはり ヘッドの性格・特性の違い が一番気になるでしょう。
ヘッドの性格・特性は 数値化される
『重心の位置』
👉ヘッドの重量の中心点
各機種などによる 比較もし易いですから、
重心位置というのが クラブヘッドの特性を表している
と言えるでしょう。
✋この部分も訂正・是正しておきたいのですが、
重心位置だけではありませんが、
その重心位置が 飛んでいくボールに何か影響を与える のではなく
その重心位置によって 打ち手が影響を受け、
クラブの移動や軌道、に変化が起こるモノ です。
重心位置が直接ボールに与える影響もゼロ ではありませんが、
それよりも その重心位置によって 打ち手がクラブの扱いに影響を受ける
コチラが本体価格で、直接の影響は消費税以下の存在です。
例えば… ですが、
重心位置の深さ(重心深度 ○○mm)
…重心が フェースからどの位離れているか、奥にあるか は
奥にある程、インパクト時 フェースが前に出ようとするので
インパクトロフトが付き、
入射角度が緩くなるので
ドライバーなどの長いモノ で 飛ばすための
「高打ち出し・低スピン」の弾道が可能になります。
そして これは誰にでも恩恵のある 良いモノ とは言えないのです。
使うロフトなどとの兼ね合いになりますが、
ヘッドスピードが高くない人にとっては
インパクトロフトが付き、入射角度が緩くなると
逆にボールスピードが落ち、抜けるような球になって
飛ばなくなる可能性もあります。
余談になりますが アイアンにとっての重心深度は
ロフトの立っているモノ~ロフト35度以下のモノ
には良い効果になり易いですが、
ロフトの寝ているモノ~ロフト40度以上のモノ
にはロフトなりの飛距離が出にくい、飛び難くなる効果があり
これがその特性を表していると言えます。
✋✋✋そして これら ヘッドのデータ、重心位置の効果 は
すべて ヘッドターンをしないで使う という大前提があるのですが
メーカーのカタログでは 「絶対に」 それは明記されません。
✊重心位置 で言うと クラブを捩じって使わない
クラブヘッドをターンさせて使わない という前提で
重心位置の深さ によって ヘッドが前に出やすい効果 が
重心深度の特性 です。
これを ヘッドターン、シャフトを捩じって使うと
重心位置の深さは
ヘッドの更なる重さになり易く
➽ ヘッドターンのし難さ
➽ ヘッドの遅れ ~ヘッドの開き
につながるので ヘッドを捩じって使う人には
重心位置の深さは 良い効果とは言い切れません。
代表例が フェアウェイウッドとアイアン型ユーティリティクラブ です。
世のゴルフスイングの退化 から
フェアウェイウッドが減少気味、ユーティリティ全盛時代 というコトです。
また 重心深度を深くするには
薄べったい シャローな形状が必要で
ヘッドを返すスイングの人が
この手のヘッドを好まない隠れた理由の一つです。
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