20190929
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフクラブの賞味期限
スイングをよくしたい
そのクラブですぐに結果を変える
というよりも スイングを良くすることに
重きを置いた場合、
あまり長く 一つのスペックを使い続ける のは
問題が生じる場合があります。
どの位か というと
使っている人の年齢や体力にもよりますが
5~7年を超えてきたら
そのスペックが自分にとってキツクないか
再確認をする必要があるでしょう。
若いときはまだしも
中高年になって 10年は少々長すぎるかもしれません。
ヘッド重量もそうですが、
シャフトは物理的には変化しません。
スチールシャフトは劣化しますが、
グラファイトシャフトの場合、
よほど 致命的な傷がない限り、半永久的に
変わらずお使いになれます、 が
がしかし 使う人は日々劣化していきます。
5年前に丁度良かったスペックというのは
5年分、年を取った分、自分にはオーバースペックな可能性が
秘めている というコトです。
弊社のお客様の場合、特にスイングを覚えたい という理由で
クラブをお造り頂いているケースが多いので
長く使っていただけるのは クラフトマン冥利には尽きるのですが、
あまり長く使いすぎて、結果 オーバースペックになり
本末転倒になってしまうコトがあります。
店長の私には○○さんはそろそろ…なんだけどなー
というケースがたくさんあります。
目安としては
気づかないうちに ボールが中、右寄りになってきているコトです。
これは 弊社のクラブだけでなく
すべてのメーカー、すべての銘柄のクラブに対してですが、
例えば ドライバーであっても
ティーアップせず、地面から直接打つ とすると
どこにボールを置けるか がスペックの一つの目安です。
多少の許容範囲はありますが、
左足かかと付近~1個程度右寄り が基準。
それよりも中(右寄り)であれば危険信号です。
一般的なスイング理論とは反対になりますが、
意図的に「溜め」を作らなければいけないようなスペックは
明らかに オーバースペック です。
溜め とは別な言葉にすれば
~意図的な振り遅れ~ です。
シャフトは選択して使うために
硬さに種類があるのです。
にもかかわらず 溜め~意図的な遅れ を作らなければいけない
というのでは シャフトに硬さの種類がある意味がなくなってしまいます。
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