何をするにも基本が大切です。私が現在面白くてハマっているドリルは、室屋修一コーチが推奨する「5ヤードドリル」です。基本というかこれが全てというか、この小さな動きの中にインパクトの正解が詰まっているので、この反復にハマっています。
たった5Yで覚えるインパクト
練習を始める際、まずは短いクラブで小さなスイングからという人が多いでしょう。私も以前からそのパターンでした。練習というよりは準備運動。
でもここでダフったり、うまく当たらなかったりすると、こんな小さな準備運動でもアレコレと考え始めて、その日の練習やラウンドが試行錯誤から始まってしまいます。
そこで、「5Yドリル」を名付けて、ドリルと考えるようにしました!
この動画がそれを行っている時の様子です。キャリーで2Yくらいの距離を打ってるんですが、これだけだと普通のアプローチ練習にしか見えないかもですね(笑)。
本当はもっとゆったりと極端に見ている方に伝わるようにしたいところですが、まだまだその技術にまで達しておりません(苦笑)。
でも、このドリルは自分にとっての基本でもあり、バイブルにもなっています。
5ヤードと言っておきながら、4ヤードしか飛んでませんがそれはさておき・・・。
要するに、「小さな動きでインパクトを覚える!」だけなのですが、ウェッジに多い硬いシャフトだと残念なことに、これがドリルである意味をなしません。
私のサンドウェッジがカーボンシャフトであり、その中でもかなり柔らかいシャフトだからこそ、シャフトを感じながらのこの動きに意味があります。
(関連記事)
“ショートアプローチ専用のウェッジをカーボンシャフトで!”
(2017年12月21日投稿)
ヘッドじゃなくグリップをコントロール
このドリルを行っている時、クラブヘッドのことはほぼ考えていません。グリップをどこまで持っていけば上手に当たるか?という意識だけ。
極端な話、空振りするまで先行させる意識でも、ちゃんと当たるものです。
<このドリルで意識していること>
・キャリー2Yなので、ふわっとテークバック。
・と同時に切り返し動作(クラブはまだ上がってる)。
・コックを維持したままグリップ位置を移動。
・インパクトしたら終了。
こんな感じでしょうか。グリップを先行して当てれば当てるほど、低くボールは飛び出しますが、どこまで低く出せるか?みたいな考えでも良いかもしれません。
あと、大切なことは、
自分から当てに行かないこと!
表現が難しいですが、この小さな動きでヘッドに意識が行ってしまうと、グリップが止まってヘッドが先に動いてしまいます。そうなるとダフりやすくなるし、緊張感も出てしまうし、そもそもヘッドを意識する動作の方がデリケートで難しいので。
動き方は「よい・しょ・っと」
良いショット!のダジャレじゃないです(笑)。私も最初はこの動きのコツが全く分からなくて、自分でインパクトしてしまっていました。
動画を撮りながらなども繰り返していたのですが、意識がヘッドやボールに向かい過ぎているというか、「打ってる!」という感覚が動画に出てしまっていました。
そこで意識を壊すために、
よい・しょっ・と
と、老人が椅子に座る時のような声を出しながらフンワリ動いてみたところ、上手にインパクトできるようになりました。
よい テークバックする。
しょっ グリップを戻す。
と 勝手に当たる。
これは、「あら・よっ・と」でも、「ほい・さ・と」でも、自分でインパクトを入れてしまわないためなら、自分に合わせて何でもいいと思います(笑)。
勘の良い人ならこれでドライバーショットまで!
センスのある人ならこれだけの練習ドリルで、ドライバーショットまでの感覚をつかめてしまうのだろうと思います。
私の場合、悲しいかなこれが通用するのは8番アイアンくらいまで(泣)。
とりわけドライバーはティーアップのせいか、なんとなく感じが出るのですが、7番アイアンから先の地面から打つ長いクラブでは、ショートアイアンのようにはいきません。
実はこのドリル。レッスンを受けたわけではなく、室屋コーチが実践している動画を見せてもらっただけです。真似しながら試行錯誤することに意味がありました。
今度は、「長いクラブ編」と称した室屋コーチの見本をリクエスト中です。
from ゴルフマニア手帳