土曜日は週1の練習140球。
アイアンが良い音出してました。かなりアイアンが出来上がってきましたな。(笑)
しかし、週末によく台風来るね。イベントが中止になるから困るな。
え~このゴルフ本の書評も700回超えるけど、書評ってのは少し難しいんだよね。
というのも、ゴルフ漫画やゴルフ映画などは、面白いか面白くないか?とか、
自分の趣味に合うか?合わないか?だけで単純に評価できるんだけどね。
特にゴルフ本の技術系やレッスン系の本は、読む人のゴルフレベルによって評価は違ってくるし、
単純に好き嫌いだけでは判断できないし、またワシはそんなにスウィング&レッスン系に興味もないので書評が難しくなる。
それと、もう一つは、ワシは正直に感想を書きたいのだが、
新刊の本の感想は売上に影響しないよう特に気を遣わないといけないので微妙な表現になる傾向がある。
じゃ、何でその難しいゴルフ本書評コーナーを長々と書き連ねているのか?と言われるとね、
ワシも昔はゴルフ練習日記やラウンド日記を書いてたこともあるんだけど、
まぁ週1ぐらいラウンドしてるとネタになるけど、練習日記なんてほとんど独り言状態。
それも別に個人の備忘録と割り切れば、アクセス少なくてもいいけど、
見れらるような話題、特に検索されるようなことを書かないとモチベーションが続かない。と思う。
やっぱ、ブログは人に見られてナンボ!ですから。だから他の人が書かないようなことを書いてます。
しかし、あまり専門的に書きすぎるとね、商売と勘違いされてもイヤなので、
前フリで、こんな風に、しょーもなくて、つまらんオッサンの日常を綴ることにしているわけです。(笑)
え~そんな前フリをしながら、次のゴルフ本の書評は、
「マンネリゴルフじゃ上手くなれん!―下手になる練習は、いますぐやめよう。」
山本信弘 (著) ゴルフダイジェスト社 2000年5月
<内容>
「どうしたら正しいスウィングが身につくかは、バランスとタイミングがすべてです。
ゴルフスウィングで、もっともバランスとタイミングが要求される部分は、トップからダウンスウィングの切り返しです。
スウィングの良否はここで決まるという観点から、本書ではスウィングに対する考え方をまとめました。
下手になる練習は、いますぐ止めよう。
これまで指導して来たプロ、アマチュアは数知れず。
スウィングの迷路に迷い込んだゴルファーを独自の明快な理論で上達させる山本信弘プロの名人芸。」
<目次>
其の一・ゆっくり振れなんて誰が言ったの!?
其の二・トップで静止してはいけない
其の三・「切り返し」だけ練習しなさい
其の四・切り返したら仕事は終了!
其の五・長尺クラブは手打ちじゃダメ
其の六・テークバックは下半身からスタート
其の七・テークバックで腕前がわかる
其の八・トップでわきを開けなさい
其の九・軸のことなんて忘れなさい
其の十・グリップは形より中身です
其の十一・当たらない日は「構え」を疑え
其の十二・「インパクト」を忘れなさい
其の十三・回転不足がミスの元
<著者/山本信弘>
「1940年生まれ。身長166cm・体重71kg。バランスとタイミングを求められる「切り返し」でスウィングは決まるというのが山本理論の中核。その理論に基づいて考案された数々のドリルや練習法はユニークで新鮮そのもの。豊かなイメージでスウィングの神髄を理解させていくプロセスは職人芸といえる。 スウィングの迷路にハマったゴルファーを独自の明快な理論で上達させてしまう名人芸の持ち主。」
この本は月刊ゴルフダイジェストに1998年11月号~1999年11月号連載の「マンネリゴルフじゃ上手くなれん!」
を再構成および加筆したものであり、2001年レッスン・オブ・ザ・イヤーのレッスン書。
つまり約20年前にかなりヒットしたゴルフレッスン書です。
「トップからの切り返しがスウィングのすべて」
という今までにない切り口から解説したのが、ヒットした要因かな?
ただ、この本の構成は著者山本プロと構成者との会話調であり、写真は最低限しかない文字が多い本。
それはスウィングの中身を知るには、写真より言葉の方が理解しやすいとの構成者の信念があるらしい。
え~ワシはこの本の存在は当然知ってはいたのですが、当時ワシは、
切り返しで、「グリップ(クラブ)を重力で自然落下させるイメージ」を習得していたので、
著者のいう「切り返しでグリップを一瞬、目標の反対に動かす」という動作は少し極端なのでは?と思っていた。
内容的には、まずは、上手くなれない人はスウィングがゆっくりすぎるため。「リズムとテンポ」が大事とのこと。
「トップでは静止せず、下半身がダウン方向に動き出すのに連動させて、手元を目標方向と反対側に動かす」
「トップにクラブが収まる直前に切り返しが始まり、そのとき、グリップエンド方向にシャフトをスライドさせるイメージ」
確かに、これはわかるんだけど、この動作はかなり意識的にやらないと身につかないし、
逆に、これをあまり意識しすぎると、タメが深すぎて長いクラブではタイミングが合いにくいような気がしてた。
それに、ボディターンの流行とクラブの進化のために、古くさい感じもしていたんだな。
ただ、以下の「ふところが狭くなるって詰まる」の説明は、
ワシもオッサンになって自覚症状があったな。
「手元を目標方向と逆に動かさないで体だけ左回転させようとすれば手元が体に近づきます。そうなると切り返しで体に張りができない。張りがない状態でダウンが始まると、体が空回りして振り遅れやすくなる。
また、ダウンの開始で手元が体に近づくと「ふところ」が狭くなってインパクトで詰まりやすくなり、引っ掛けやチーピンも出る。」
「正しく下半身から切り返しても、ダウンからインパクトにかけて手元が浮いてしまうと、フェースが開いて振り遅れのミスが発生する。正しく下半身から切り返し、そしてアドレス位置にグリップが戻るようにボディターンできれば、長尺ドライバーでも振り遅れのミスは発生しない。」
この「切り返し」のメインテーマ以外にも、「右の股関節でテークバックを始める」、「左足軸」や、
「テークバックでは左手を下げてフェースを開かず」 、「バックスウィングで右ひじを絞らない」などの解説もあり、
約20年前の本ながら、グリップ&アドレスにも基本的で良いことを書いていますね。
この「切り返しのタメ」は、80切りには最低限の技術の一つだと思うけど、下に書くようにクラブの進化もある。
そして、それに加えて、ワシが少し調子悪いのは、「切り返し」が段々歳をとるとともに疎かになっていたような気もする。
だから先日練習で意識してやってみたが、今までなにげに出来ていたものを意識すると、逆に不安定になる。
この違和感を取り去るのは無意識にできるまで反復練習以外にないかもね。
著者も述べているように、「直したいときは極端にやる」必要もあると思いましたが、
ただワシは今更スウィングを改造する気もなく、あくまで意識レベルで復習してます。(笑)
また、「テークバックでは左手を下げてフェースを開かず」フェースローテーションしない件に関連したことで、
最近、ワシが年齢を考えゼクシオ9という易しいアイアンに替えたら、球が左右に乱れる現象の理由がわかった。
今まで十数年以上使ってたDGシャフトからNSシャフトへ約30g軽くなったことも理由のひとつだが、
ワシはフッカーのため、長年アイアンはタメてインパクトゾーンでフェースローテーションして打っていた。
しかし昔のアイアンとは違い、最近の易しいシニアアベレージ用のアイアンは、超低重心で反発力が強く、
球離れが速く当たった瞬間にそのフェースの方向にビュッと飛ぶので方向が乱れやすいということだな。
まぁ、上達が停滞しているアベレージには、
この本の切り返しにチャレンジし、レベルアップする価値は今でも十分あると思います。
え~ワシのこのゴルフ本の評価は★★ですな。(ダメは★、まあまあ★★、良かったら★★★)
from ゴルフも人生も no plan (;´Д`)