<全米プロゴルフ選手権 最終日◇ベルリーブCC(7,316ヤード・パー70)>
タイガー・イズ・バック。強いウッズがメジャーの舞台に帰ってきた。
「全英オープン」で6位に入り、メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」に
乗り込んできたタイガー・ウッズ(米国)は2打差の2位と優勝まであと一歩の
戦いを見せた。
そんなタイガーにベルリーブCCのギャラリーは熱狂した。ショットを放てば
「ゴー!タイガー!」、パッティングをすれば「イン・ザ・ホール!」のかけ声。
12番のカップ切り直しのように少しでも時間が空けば「レッツゴー!タイガー!」
コールで背中を押した。
実は熱狂していたのはギャラリーだけではなかった。ロープ内で取材をしていた
報道陣も同じだった。
ウッズがバーディを奪えば拳を突き出し、外せば頭を抱える。
首位を走る最終組のブルックス・ケプカ(米国)、アダム・スコット(オーストラリア)
組に付いているメディアはほとんどいない。みんなタイガーに夢中だった。
リーダーボードの頂点にはいなくとも、コースの中心は間違いなくウッズだった。
見ている人全員に「何かやってくれるんじゃないか」と期待感を膨らませる男の
復活劇は、いよいよ最終章に入ってきた
タイガーの復活は、どうやら本物になったようだ
from たかがゴルフされどゴルフ