今週のGOLFWebTVは、尾子さんのレッスンパート2です。尾子さんの悩みはトップでのシャフトクロスでした。シャフトクロスがなぜ良くないのかというと、ダウンでの歪みを腕力で調整しようとする結果、腕が疲れるので後半で崩れたり、安定性が悪いから、ということです。
実際、尾子さんも試合では終盤に崩れることが多いという悩みがありました。その原因は、シャフトクロスの問題を腕の器用さでカバーしている部分が多いからだと考えられます。なので、トップでのクロスを直すことができれば、確かにより良いゴルフができるようになる可能性が高いわけです。
しかし、トップでのクロスを直すのは簡単なことではありません。タイガーでさえ1997年にスイング改造を開始して、シャフトクロスが完全になくなってレイドオフになったのは2003年くらいのことだと思うので、少なくとも6年くらいはかかったことになります。タイガーでさえそうなのだから、一般の方がチャレンジして完成するには10年以上かかっても普通でしょう。そういうことがあるので、それにかかる時間や年齢、そして効果から考えて、やるべきかどうかはしっかり考えた方がいい、ということを以前のGOLFWebTVでは語りました。なので、そういう方向性で改造するにしても、アマチュアの場合だと、ゴルフを楽しみながら改善していけることが重要だろうと思います。
尾子さんの場合は、一つの方法として、まずはコンパクトなスイングを習得し、トップ付近での無駄な動きを減らすことをレッスンさせて頂きました。一口にコンパクトと言っても、どれくらいなのか?動画で確認して下さいね。
ところで、先日、二年ぶりくらいにレッスンに来ていただいた方がいて、その方は、仕事の関係でしばらくゴルフができなかったけど、少し前からゴルフができるようになったので、クラブのメンバーにもなって本格的にやりたいのでレッスンを再開した。ということでした。しかし、その前にいろんなゴルフレッスン動画を見て、いろいろ試してみて、そしたら何がなんだかわからなくなってしまった。ということでした。
そういう人って多いかもしれません。いろんなレッスンがあって、それぞれにそれが正しい理由を主張していたりするでしょう。そして、そう言われればそうかな?とか感じるものだと思います。でも、いろんな意見があるので、いろいろ見ているとわからなくなることも多いでしょう。それでもそうやっていろんな動画を見たり、ブログを見たりしてなんとかしようとしている・・・レッスンは受けたことがない。という人も多いでしょう。
心理学的には、レッスンを受けたがらない人というのは、単に「楽な道を選んでいるだけ」ということです。だって、自分が思った通りにやるのが一番楽だからです。他人にとやかく言われるのは苦痛でしょう。しかし、楽な道を選べば結果はそれなりのものになるのも致し方ありません。もちろん、松山選手やベン・ホーガンのように才能がある人は特別ですが、自分がそれほど特別な人間かどうかは、自分でわかると思います。そこらへんを考えて、安易に楽な道を選んでいるだけにすぎないのか?それとも才能があるからなのか?よ〜〜く考えてみましょう!
それでは今日も、楽な道を選ばなかった人のレッスン公開です・・・
毎度ありがとうございます。
from まる得!ゴルフレッスン公開