【読者様からの質問】
「倉木様
いつも大変有益な情報を発信していただきありがとうございます。
ブログの更新を楽しみにしています。
過去数回ご相談させていただきましたが、
シャフト選びの難しさにすっかりはまってしまい試行錯誤を繰り返しています。
まず当方についてですが、44歳172㎝72㎏
ドライバーHS43〜45 7番アイアンHS37〜39(サイエンスアイ、スカイトラック)です。
以下現在のセッティングです。
1W XR16 PRO 9°(11°で使用) 44.5インチ ツアーAD IZ-6S 316g 258cpm
5W XR16 PRO 18° 42.5インチ ツアーAD F-65S 338g 269cpm
3UT X-FORGED UTアイアン 21° 39インチ NSPRO V90S 392g 297cpm
4UT X-FORGED UTアイアン 24° 38.5インチ NSPRO V90S 396g 303cpm
5I X-FORGED2018 26° 38インチ NSPRO V90S 403g 308cpm
PW X- FORGED2018 45° 35.5インチ NSPRO V90S 440g 343cpm
AW MACK DADDY4 48° 35.5インチ NSPRO WV105 448g 335cpm
SW MACK DADDY4 56° 35インチ NSPRO WV105 454g 331cpm
全てバランスD1、グリップはツアーベルベット360です。
ご相談したいのは以下3点です。
① 今年の3月に工房の勧めで3UT〜SWをモーダス120Sからリシャフトしました。
最初は調子が良かったのですが最近アイアンのスイングテンポが早くなりすぎて打ち急いでいるように感じます。スイングが安定せずにトップばかりです。スイングを安定させる為重いシャフトへリシャフトするのは有効でしょうか?
有効な場合はどの程度重くすると良いでしょうか?
② アイアンをリシャフトした場合UTやウェッジのシャフトはどのようにした方が良いでしょうか?
③3UT〜SWを今のシャフトに変えてから、それまで大変安定していたドライバーの調子が悪くなりました。
シャフトの変更が関係している可能性はありますでしょうか?
ちなみに①②について自分ではUTはモーダス105RかS、アイアン〜48°はモーダス120Xか125R、56°はモーダスウェッジ125ではどうかと思っています。
お忙しいところお手数ですがよろしくお願いいたします。」
【倉木真二の回答】
・1について
シャフト重量を重くするのは有効です。
ウッド系と重量、硬度、キックポイント(剛性)を合わせるならNS1050(S)が良いです。
V90でも重量に大きな問題はありませんが硬度が低すぎるので相性は特別良くありません。
・2について
UTはMCI90、ウェッジは今のまま、あたりで問題ありません。
・3について
少しは関係あります。
V90だとウッド系のシャフトに対して硬度が低く弾道が高くなりやすい上につかまりが良いので適当なスイングをしてもそこそこの弾道が出ます。
最初は調子が良いと感じますが次第に全身の筋力の動員が減って腕に頼るようになって行きます。
プロはスイングが安定しているので体力に対して軽めのシャフトを使用してもそういった適当なスイングになることはないのですがアマチュアの場合はシャフトに甘えて楽しますので体力に対して簡単にボールが上がりすぎるシャフトを使用するとスイングが雑になって行きますからプロと比較すると体力に対するシャフト重量は重めの方が良くなる場合が多いです。
ですがシャフト選びにハマるというのは神経質すぎる(道具に対してネガティブ過ぎる)ことが原因だと言っても良いでしょう。
道具は使いこなすものという考えに寄せて行けば「自分に合うものを選ぶのが難しい」という確実に解決しないであろう悩みから解放されます。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ