20180331

ModernSwing21: テークバックで悩んでいます


Question

私の場合、下半身が回りすぎてしまい
オーバースイングになってるとよく指摘されます。

結果、振り遅れてスライスが出たり、
スライスを嫌がって手を返すとチーピン。
とにかく右へ左へ球が落ち着きません。

色々と方法を試してみたんですが、
どれが正解なのかも分からず。

ただ、両膝をがに股に開くようにしたとき
下半身が回りすぎるのが抑えられるような感じがしたんですが、
これで良いのでしょうか?


Answer

我流ゴルファーは勝手な動き方をして、
結局どこかでこのような壁にぶつかります。

これは生涯続く人がほとんどで、それでも頑なに
基礎を習得しようとしない人が大勢います。

それぞれの動きにはそれぞれの理由があります。
何も知らずにただ行き当たりばったりで迷っていたのでは
いつまで経っても目的地には到達できません。

これを機会に基本動作を習得されてはいかがでしょうか?
基礎ができている人ほど壁は少なくなります。
最短で上達するには基礎をしっかりと身に着けることで、
わざわざ遠回りする必要はないのです。

オーバースイングの原因は体の緩みです。
質問者さんの場合は腰の回り過ぎや腕の三角形に
恐らく原因があるかと思います。

クラシック打法は腰がかなり回っていました。
日本のプロ選手も同様で45度ほど回っている人が
まだかなり残っています。

この打法はオーバースイングになりやすいのです。
これを改善したのが中期打法です。

クラシックでは踵を上げて膝は内側に出していましたが
中期では踵を上げて内側ではなく前に出すだけでした。

これによって腰がクラシックほど回らなくなったのです。
そして、30年ほど前にその打法が進化し
左の踵を上げずにほとんど前にも出さなくなたったのです。

これは腰の回転をほとんど止めた上半身の捻転が中心の回転です。
下半身はできるだけ動かさずに上半身だけ捻り上げ、
ちょうどゼンマイを巻き上げるような動作で張りを強くし、
それを一気に開放することでパワーを出す意味と
ブレを軽減して軌道を安定させる両方の効果があるのです。

また、両腕と胸でできる三角形はトップでも
つぶさずにテイクバックをすると、もうこの二つだけで
半分くらいしかクラブが上がらないかも知れません。

右腕と胸の内角を見てください。
アドレスでは90度ありません。
トップでその角度が開いていませんか?

トップでこの三角形がつぶれると効率が悪くなります。
どうしてこのようにするかはそれぞれに理由があります。
しっかりとスイング理論を勉強して、ご自身の目標に合った
打法を選んで、それを定着させる事をお奨めします。





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