Question
プレーンアナライザープラスを購入し、自身のスイングを解析したところ、
駄目な部分が多々見つかったのですが、上手く修正することができません。
一朝一夕でなるものではないのはわかっているのですが、
プレーンアナライザーを活用した練習方法など
スイング軌跡の見方など活用方法を教えてもらえませんでしょうか。
当方ゴルフを始めて2年でベストスコアは90、平均は95~100です。
球筋はフェードというよりはスライスだと思います。
Answer
最近は色々な機器が出回っているのですが、それらは
基礎や基本動作ができていないよ、と教えてくれるだけの事で
打った球を診れば分かることです。
というか、打った球を見て診断できないと逆に困るのです。
機械は使い方やその人の時期に合わせて、上手く使えば活用できますが
まだ、初心者が基本的な事を習得する段階では必要ありません。
ヘッドの動きなどの詳細情報は、治せる人が使うものです。
インアウト、アウトイン、あるいはスピン量など
毎日の調整に使うもので、広い練習場に行けば分かる事を
室内でも分かるように、あるいは数値で分かりやすくした物です。
その数値を見て、肩の開きが早かった、トップの深さが浅かった
被せが弱かったなど、調整ができる人が見れば分かるのですが
初心者がまだどうすればフェイドが治せるのか、どうすれば
振り遅れが治せるのかなど、基本的な原理も分からない段階です。
これでは調整のしようがありません。
まずは、体をどう動かすのかの型を覚え、それを定着させ
それから微妙なタイミングの違いなどで球質が変わる体験をし
どうするとフェイドがドローになるかなどの原理を体験し
それから機械を使って数値を見て自分で修正をすると良いでしょう。
いくらダメなところが分かっても、それをどうすれば治せるのか
が分からなければ意味がないことです。
スイングの動画撮影でフォームを治すくらいなら良いのですが、
入射角が0.5度プラスだと表示されても、どこをどう修正して
何度にすれば良いかなどは、打法などによってスイング理論が違いますので
数値以前の問題となります。
屋外練習場で会心のショットが出て、それを数値で記録しておき
その数値を室内で出そうと練習するのにはおおいに役に立つでしょう。
また、いくら当たりが良くても、果たしてスピン量が多すぎて
飛距離を損しているのかどうかなどを診るには良いかも知れません。
ところが、HS測定器などは上乗せ器が横行しており
その数値すらあてにならなくなっています。
機械に頼るのは限界があり、その用途や時期によって
さまざまですので、道具依存症と同じように、機械依存症にならないよう
しっかりと正しい基礎練習を毎日正確に行って、打った球を診て
自分の動きが分かるようにしないと、コースでの調整ができなくなります。
試合中に機械は使えませんので、まずは機会を使わない診断、調整
が出来ないとスコアメイクの段階で困る事になります。
機械は程度問題です。
使い方を間違えないようにしてください。