20170311

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: スイング基礎講座 トップオブザスイング①



スイングでは切り返しやトップと呼ばれる箇所ですね。

スナップショット 1 (2016-12-24 3-12)


この場所は 進行方向の大きく変わる箇所です。
左から右への進行方向だった動作が
右から左に移り変わります。

車の運転で言うと
バック(リバース)に入れていたのを
ドライブ(直線)に入れ替える訳です。

テークバックで必要以上に
クラブに慣性を付ける(勢いをつける)のは
ダウンスイングでの力みや右サイドの下がりなどに
つながりますから要注意です。
廻ってから上げる というタイプのテークバックを取る方は
総じて その慣性のお陰で力みやすく
ダウンスイングで右サイドが下がり 
煽り打ちになり易いので要注意です。

考え方の問題なのですが、
トップの位置 というのは
クラブの姿勢や位置を
ダウンスイングがしやすい場所に持ってくるためのモノで
どのクラブの位置や姿勢だと
次の動作がより楽に、より素早く出来るか
というのがポイントになるので
リズム感やタイミングを否定はしませんが、
勢いをつけるためのテークバックは
あまりお薦めしません。

トップの位置では
ゴルフクラブは
グリップが低く、ヘッドが高い位置にあり
そのクラブの重さはグリップにかかり易くなっています。
スナップショット 1 (2017-01-13 12-27)

と同時に クラブヘッドの形状は
鎌首を自分の方にもたげている形ですから
その意味もとても重要になります。

腕も含め クラブの重さはグリップ
特に左グリップに多くかかっていますし
左腕を伸ばさず 曲げておくと
その重さは左ひじに集中的にかかってきます。
スナップショット 1 (2016-11-28 2-35)

L型ブリストルパターで素振りをし
トップの姿勢で止まってみるとより分かり易いでしょう。

ゴルフクラブを暴れさせず
次の動作がしやすい 重さのかかり方を作ってあげる
そんな感じでトップと言うのを考えてみて下さい。

体は右を向いていますから
体の左サイドの方が右サイドよりも低く、
理想的には 左サイドはインパクト付近まで
低いことを維持したいです。
その部分は 意識 で維持するのではなく
クラブの重さ 不可抗力を使って無意識で
それが維持されるように考えた方が良いでしょう。

トップへ行くまで テークバックのクラブの動かし方
(出来るだけ動かさない…と言う意味ですが)
にもよりますけれど
全部の動作を 反動
止まった勢いを使って 何かを動かす
 という概念では クラブの重さの機能は役立ちません。

切り返しはどこから? とか
そのタイミングは? など
実は誰からも教わることの出来ない部分は
クラブが教えてくれるものです。

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