20161130

まる得!ゴルフレッスン公開: レッスン公開237-7

から21年前のゴルフダイジェスト誌に、私の提案を元に書かれた記事では、プロのグリップ軌道はダウンでバックスイングよりもかなり低い位置を通過し、それはプロの場合はダウンで体が沈むからで、アマチュアは逆に伸びあがるからそうならない。と書かれていましたが、タイガーや他のプロを検証した結果、プロでもダウンでのグリップ軌道がバックスイングよりも低い位置を通過するというのは珍しい例であることがわかりました。ただ、アマチュアはダウンで伸びあがる人が多く、プロは沈む人が多い、ということは言えると思います。記事では、アマチュアの場合のグリップ軌道について、他に二例紹介されていました。それが下図です。

上の例はレディースのスイング例で、グリップ軌道が描く円がやや卵型に変形しているのがわかると思います。

そして、上の図は男性ですが、バックスイングでのグリップ軌道がかなり沈んでいることから、バックスイングでは頭が下がって右に流れていることがわかります。そして、かなり横長の楕円軌道なので、ダウンからフォローまで、かなり頭が左に動いたことがわかります。

タイガーのバックスイングでのグリップ軌道を見ると、ほぼ水平に動いています。またGD誌のプロの画像でも、ほぼ水平に動いていました。アマチュアの場合は3例とも、セットアップの位置よりも一旦深く沈むように円軌道を描いている点は、面白いプロとの違いだと思います。

アマチュアの場合、肩や首に力を入れて硬直させているので、肩を回しているつもりが頭ごと動いて沈んでしまっていることが多いものです。そうでなければ逆にクラブを引き上げようとして頭が浮き上がる、という人も多くいます。問題は、肩や首回りの力が抜けていない、ということです。頭を動かしちゃいけないと力で止めようとしていませんか?逆に力を抜いて止まっているようにしてみましょう。

それでは今日も、レッスン公開をお楽しみください・・・

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