【質問】
「倉木様
スイングについてご相談です。
全クラブそうなのですが、
グリップのちょうど真ん中を握るのが丁度良く、
グリップエンドから8cm程度と、かなり短めです。
通常の位置でグリップすると、重さを感じ、振り遅れ、ダフりが顕著です。
単に長くグリップし、球数こなし慣れるだけでは何も解決しないので、
理論を理解して、短期で解決をしたいと考えています。
HSは45m/s程度、握力は45kg程度
小柄(163cm)でグローブも22cmと小さ目。
アイアンは5番37.75インチD2で420g(ピンANSER KBSTOUR-R)
単にクラブが体格体力に比べて重いわけでもなく、
手の大きさに比べグリップが太いわけではないとは思います。
(ピンのフィッティング通りアクアで、ゴルフプライドなら60Rを使用。)
体の回転を速くしてスピードを上げることを意識しています。
アイアンの球筋は高弾道、プッシュアウト(スライス)、ダフりが多く、
トップの位置でクラブが寝てしまう癖があるのを気にしています。
現状は、無意識に下記の状態に陥っていると思われます。
①クラブが寝て、横振りなので重たく感じる
②重たく感じるから、短く握る
③短く握ることにより、スイング弧を小さくすることで、振り遅れを防いでいる。
解決法は、アウトサイドインの練習が有効になるのでしょうか?
以上、よろしくお願い致します。」
【回答】
クラブが寝る横振りが強すぎると軽く振れるクラブを好むようになります。
横振りの場合、クラブが重たく感じられるからです。
極端な例ですが、スイカ割りのようにクラブを縦に振り下ろす場合と水平に振る場合を比較すると水平に振る方が圧倒的にクラブが重く感じられます。
このような傾向が出る、ということです。
グリップを短く持つことでスイングバランスが下がり、クラブを軽く感じられるようになります。
また、クラブを短く持つことで振り遅れのプッシュアウトを軽減できます。
インサイドアウト起動が強すぎると降り遅れやすくなるためです。
解決法は、おっしゃるように、インサイドアウトを弱めること、今よりも立ててクラブを降ろせるようになることです。
そのためにまず有効なのは、これもおっしゃるようにアウトサイドイン軌道でスライスを打つ練習をすることです。
結局、そのシンプルな原理を徹底してやることです。
色々と気が散ってしまうことが多いのがゴルフの練習ですが、シンプルに問題の解決法を実施することで先に進めます。
色々と惑わす情報が多いですが、シンプルに、今はインサイドアウト軌道の改善に集中して方が良いです。
改善した時、いかに今までインサイドアウトでクラブが寝ていたか、が分かるようになります。
すると、グリップを今よりも長めに持っても降りにくさを感じないようになるはずです。
かといって、最も長くなるように端っこギリギリを持つことはオススメしません。
ほんの少し、余らせるようにしてください。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ