前回のお話し の続きです。
このシリーズは試打をせずに、なるべく合うシャフトを見つけるにはどうしたら良いか?って事をテーマにお話ししたいと思います。
ただですね・・・現状でハッキリした答えが出ていないテーマなので、最後はグダグダで終わる可能性も多々ありますので、その辺はご容赦いただければ嬉しいです。
やっぱり詳細なことはフィッティング等々に出かけるのが一番だとは思っておりますが、今まで数多くの雑誌社の皆様に投げてもらったこのお題。
一度、自分なりに整理する意味をこめてのお話しでございます。
さて、まずはシャフトモデルの特徴を把握する事が先決だというお話しをしまして・・・
前回はカタログやホームページに書いてあるシャフトモデルを説明した隠語を上手く読み解いて、そのモデルの性格を知ろうというお話しでした。
前回とはちょっと違うケースのシャフトもお話ししておくと↓
USTマミヤ さんのホームページより引用
重量ごとに、トルク・硬さを徹底的に研究し、最適なスペックに設計しました。これにより今までにない強弾道を実現し、叩いても左に行かないシャフトに仕上げました。
このシャフトモデルはアッタス3になります。
シャフトモデルを形容した言葉の中に『強弾道』や『叩いても左に行かない』という言葉が入った場合には、手元がしなる手元調子のシャフトと思ってもらってよいでしょう。
強弾道とはすなわち、やや低く抑えられた直進性の強い弾道です。
数値化するならば、打ち出し角は低く、バックスピン量も少ない数値と言えます。
手元側の柔らかいシャフトはしなり量が大きく、しなったまま当たりやすいのでスイートスポット上部で当たりやすくなるので、スピン量が減り打ち出しは低くなる特性があるのです。
その為、こういう形容詞がシャフトモデルに付くと、手元側の剛性が低い、いわゆる手元の柔らかいシャフトモデルという事になりますね。
さて、ココまで聞いていただいて、誤解してほしくないのはですね。
多くのシャフトモデルがあり、その中に前出したようないろいろな要素を持ったシャフトモデルがあるワケなんですが・・・
人間はロボットではありませんので、打てば必ずそういう弾道に及ぼす影響があるワケではないんです。
よく、マシンテストの結果を重要視する声がありますが、コレは全くの論外。
しなりを感じずに全て同じリズムで振る、マシンのようなスイングをするプレーヤーがいないワケではありませんが、ゴクゴク稀なケースです。
私がフィッティングしていて思うのは、いろいろなプレーヤーに合ったシャフトがあるという事。
先しなりのシャフトを使えば全てのプレーヤーが弾道が高くなり、つかまるという事はありえませんよね?
ソレはマシン的に言えばそういう事になりますが、あくまでそのプレーヤーに対して本当に良いシャフトというのは、キャッチ通りの動きをするシャフトモデルではないという事。
前回よりお話ししているシャフトの隠語を読み解くというのは、そのシャフトモデルをご自身で判断し、自分のウィークポイントに当てはめていくというためのモノではありません。
そのシャフトの剛性というか動く部分というか、そのシャフトのしなるポイントを見極めてほしいので、隠語を飲み説いてほしいという意味でございます。
ココを誤解されてしまうと全く意味の分からない文章になってしまうのでご注意を・・・
あ・・・結局時間が無くなっちゃいましたんで、次回こそはシャフトの役割についてお話しします。
ゴメンなさいね。
from QPゴルフブログ