20150729

まる得!ゴルフレッスン公開: レッスン公開225-31

日テレビで田中秀道プロがアメリカに挑戦した頃の話をしていました。秀道プロは、2001年のQTで上位フィニッシュし、2002年からPGAツアーに本格参戦しました。そこまで日本で10年間シード選手としてトップクラスで戦い、2000年には賞金も1億円を突破、賞金ランクも5位だったトッププロで、世界ランクも60位あたりをキープしていました。しかし、それでもアメリカは甘くないとは考えていたそうです。だから、もちろん、ある程度は覚悟して挑んだわけですが・・・

31歳と言えば、プロゴルファーとしては、ピークを迎えるタイミングでのアメリカ参戦になるので、日本でのプロツアーの経験があり、そして成功し、でもってベストなタイミングでの挑戦ということになるでしょう。そんな状況で挑戦したアメリカですが、秀道プロは、のっけから心をボッキボッキに折られたそうです。どんな戦いが、秀道プロの心を折ったのか?

それは、本格参戦初年度のヒルトンヘッドでの試合のこと、ヒルトンヘッドは風が強く、ドローヒッターの秀道プロにとっては、木の下から抜いていったり、様々なテクニックを駆使してなんとか攻略できるか、といったコースだったそうで、そんなコースでなんとか必死で-1の71で終了し、思わずガッツポーズを決めて「よし、来たぞ〜〜!」と思い、日本なら間違いなく2位タイくらいのイメージだったのに、試合が終わってリーディングボードを見ると、70位タイとかなっていて、「ちょいちょいちょい・・・・・ちょっとまって〜ちょっと〜まって〜」みたいな感じで唖然とし、でもってテレビを見ると、デービス・ラブがー9で終了し、テーブルの前でトロピカルドリンクか何かを飲みながらインタビューで「いや〜ここはリゾートだからリゾート気分でラウンドしたら、こうなったよ〜」なんて言ってて、こっちは汗だくになってやっと1アンダーなのに、もう「えらいとこ来ちゃったな〜〜、あいたたた〜〜」と思った。みたいなことがあったそうです。秀道プロ曰く、「心折られすぎ」ということでした。実際にその試合のスコアを調べてみたら、秀道プロは69で-2のラウンドでした、そしてラブは、確かに62、-9でラウンドしていました。

そんなわけで、その後の秀道プロは5年間シードをキープして戦いましたが、世界ランクは下降の一途で、帰国後は日本でも結果が出せない状況が続いています。こういうことからも、アメリカのレベルの高さというものが理解できると思いますが、その差は近年ますます広がっていると言えるでしょう。丸山プロがアメリカ参戦する以前は、日本人がメジャーに勝つには、アメリカに定住して挑戦しなければ無理だと言われました。そして、近年はそういう選手が増えています。今田選手のように、ジュニア時代から渡米している人も増えているようです。

アジア人でもメジャーに勝てることは、既に証明されていますが、果たして日本人にそれができるのはいつなのか?現在最もそれに近いのは松山選手ですが、例えば松山選手と全く同じ実力のアメリカ人と、松山選手とを比べた場合、どちらが優勝の可能性が高いかというと、それは同じ実力のアメリカ人選手でしょう。なぜなら、松山選手には日本人初というプレッシャーがのしかかるので、同じ実力だとかなり不利なのです。だから、松山選手が勝つには、メジャーを勝つために必要な実力の、更にかなり上でなければ勝てないと思われるのです。

しかし、松山選手がそういうことを理解して修行していけば、いつか必ず勝てるだろうと思いつつ、今日もレッスン公開です・・・

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