アメリカツアー、ウォルマートアーカンソーチャンピオンシップが終了しています。
チェナヨンさんが15アンダーで優勝しました。
日本人選手の成績は以下の通りです。
2位 -13 美香さん (18バーディ、3ボギー、1ダボ)
29位 -6 智恵ちゃん (13バーディ、5ボギー、1ダボ)
37位 -5 さくらさん (9バーディ、4ボギー)
43位 -4 野村さん (1イーグル、9バーディ、5ボギー、1ダボ)
美香さんは13番のダボですね。その後2バーディでスコアを戻しましたが、チェナヨンさんに及びませんでした。惜しい試合でした。この試合で藍ちゃんに負けた時と同じように惜しい試合を落としました。
日本人選手のスタッツを見ると大体見えてきますね。
フェアウェーキープ パーオン パット数
美香さん 35/39 44/54 84
智恵ちゃん 28/39 38/54 85
さくらさん 36/39 45/54 93
野村さん 30/39 46/54 99
美香さんはパーオン率81%、パーオンしたホールでのバーディ決定率は41%でした。これは優勝争いをするには十分な数字です。アプローチミスがダボになってしまった1つのホールだけの問題と言っても良いでしょう。運というべきなのでしょうか?
智恵ちゃんはパーオン率70%、バーディ決定率は34%でした。優勝争いをしても良い数字だと思います。しかし、最終日の不運によるダボによって流れが悪くなってしまいました。予選ラウンドについてはシヨットとパットが噛み合っていましたが、3日間続かないところがゴルフの難しいところです。
野村さんはパーオン率85%と立派な数字ですが、パット数99が悪すぎます。本人のコメント通りで、パットが下手なのか、パターが悪いのか・・・・。
さくらさんはパーオン率83.3%と優勝争い可能な数字です。しかし、バーディ決定率が20%です。美香さんの半分以下ですよ。バーディ数も半分ですが・・・。
最終日終了後のコメントで、バーディチャンスに付かなかったと言っていますが、彼女の場合バーディチャンスとは何m以内なのでしょうか?
ほぼ同じパーオン率の選手で、パーオンした時のピンからの距離に大きな違いがあるとは思えません。そうなると、同じような距離のパットを入れた回数の差ということになります。
さくらさんもパットが入らなかった、特に数メートルのバーディを決めることができなかったということでしょう。
野村さん同様にパットが下手なのか、パターが悪いのか・・・・となりますが、さくらさんの場合パットが下手ということはなく、グリーンを読み切れなかったということでしょう。パターを変える必要は無いと思いますよ。
いずれにしても、今大会は日本人選手の飛距離でも十分対抗できるコースであり、パット次第で優勝できるチャンスの大きい試合であることが試合前から解っていたことですが、試合結果でも証明できました。
さくらさんも得意の「パット次第」でした。
アメリカツアーは、日本人選手が対応できるコースとそうでないコースが明確に分かれています。
今回のコースならば、パット次第で成田さんや鈴木さんにもチャンスがあると思いますよ。
全米女子オープンとは全く異質な試合です。
日本人選手で全米女子オープンでも期待できる選手は、さくらさんと美香さんでしょうね。距離が長いコースになれば美香さんも難しくなります。
さくらさんはショットの調子を落とさずに全米女子OPに臨み、パットがある程度入ってくれれば昨年以上の成績も期待できると思います。
from VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー