エースドライバーに昇格!
最近使い始めて、あっさりエースドライバーになってしまったのがこのマスダゴルフ「VP-6」ドライバー。かれこれ3年前のドライバーですが、圧倒的にいいです。もっと早く使えばよかったと思ってます。
いいところは、なんといっても飛距離。
ドロー系はもちろんですが、ちょっとこすったかなというフェード系の球筋でも驚くほど前に行っています。適度なスピン量で安定して飛距離を伸ばしてくれます。
そして曲がりが非常に小さい。スライスも引っかけも意外と曲がらずに前に行きます。やさしいドライバーというと、つかまりが良くてぼー雨が上がりやすいものを指すことがありますが、そうではなくて打点のズレをもろともせず適度なスピン量で飛んでくれます。そのあたりのバランスが絶妙です。
SPEEDER EVO661を長めに
シャフトは「SPEEDER EVOLUTIONをチョイス。
60g台の「661」を46インチで組みました。「VP-6」は、ヘッド重量がわりと軽め(193.5g)なので、長尺にもしやすいのが特徴。短くしたほうが合う人もいるようですが、僕としては手元のしなりを感じやすい長めのセッティングのほうがシャフトの性能が活かせる気がします。
「EVO」は中間がややしっかりしているのでしっかりとついてきてくれて、先端のしなりを活かせる感じです。引っかけに強い「VP-6」との相性はかなり良好です。スピーダー系は長尺にマッチする気がしますね。
独創的な設計思想
「VP-6」は重心距離44.5mmと市販されているドライバーの中でも最長レベル。重心深度は35.5mmとやや浅めの設定。これだとボールはかなりつかまりにくくなるはずですが、実際にはボールはしっかりとつかまります。重心位置的には、つかまらないはずがつかまる。上がりづらいはずがしっかりあがる。そして曲がりに非常に強い。不思議なドライバーです。
クラウン部のフェース寄りの塗装ははがされていてアライメントがしやすくなっています。これでフェース角0.5度クローズくらいですが、スクエアに構えやすいのもいいですね。
打音は大きめの金属音で、「ボスッ」と締まった音が好きな人はダメだと思いますが、周囲を威圧するような迫力ある打音で僕はわりと好きです。僕の弾道と打音を見て、何人もの同伴プレーヤーにも「ちょっと打たせてみて」と頼まれました。目と耳で、迫力の違いがわかるんですよね。
マスダゴルフは、10年以上前から「センターバランス」といって、現在の浅めの重心設定に近いことをやっていたメーカー。開発が本質的で流行に左右されてないですよね。ヘッドも品質の良さを感じます。
このブログで過去に登場して非常に結果が良かった「RYOMA」や「ピン」は、いわゆる深重心。高機能ですが重心が遠いのでスイングするときになんとなく気になっていました。
深重心に慣れたほうがよい気もするのですが、一方「VP-6」はかなり振りやすい。46インチでも微妙な操作感を感じます。
発売後3年経って、これだけ良いドライバーが埋もれているのは盲点でしたね。あんまり打てるところがないのと、ちょっとシャフトを選ぶところがあるので、目立たなかったのかもしれません。使う人が増えたら、今後、口コミで人気になるかもしれません。