グリーンの硬さについてUPしました。
→「グリーン硬さの単位」
グリーンの硬さの単位が統一されていないので、分かりにくいと呟いた次第です。
まあ、単位は無くてもスティンプ値のように世界で1つの単位(feet)だけであれば、わざわざ単位を表記する必要もないのですが、、、。
尤も、中にはわざわざcm単位で表現している場合もありますねが、その場合も1feet≒30cmですから暗算も簡単ですね。
でも、スティンプ値はfeetで表示してくれた方がピンと来ますね。
単位は支持力強度(N/㎠)が物理的な本来の姿ですが、実用上は(硬度計の原理から)硬度指数(mm)で測られます。
なお、現行計量法(不肖私Green Keeperは「計量士」です、今でいう「一般計量士」)はSI単位系ですが、グリーン硬度は今でもMKS単位系が使われていますので、単位は(N/㎠)でなく(Kgf/㎠)となります。
では、いま使われている2つの単位でどういう関係が成り立つのか?
山中式硬度計取扱説明書によると
両者の関係は P=100X/0.7952(40-X)(40-X)
ここで P:支持力強度(Kgw/㎠)
X:硬度指数 (mm) です。
で、グリーンの硬度として使われる範囲で換算(少数点以下2桁目を四捨五入)すると
硬度指数 支持強度
14 2.6
15 3.0
16 3.5
17 4.0
18 4.7
19 5.4
20 6.3
21 7.3
22 8.5
23 10.0
24 11.8
25 14.0
26 16.7 となります。
なお、支持強度値で14というとボールがグリーンに落ちてもボールマークがつかないくらいの硬さと言われています。
男女ツアーのメジャーではこういう硬いグリーンに仕上げる場合が多いですね。
10年ほど前のJGTOの試合では、会場あてに「速さと硬さを併せて24以上」という要求が出されたそうです。
この場合、スティンプ値(feet)と硬さは支持強度(Kgw/㎠)の和を意味します。
違う概念(単位)を併せて、という矛盾はありますが面白い要求ですね。何故ならこういうどんぶり勘定でもグリーンの難しさの指標には違いないですから。
JGTOで選手のパフォーマンスの一指標に使っている「トータルドライビング」を思い出しました。
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