20141231

まる得!ゴルフレッスン公開: 冬休み特別企画 タイガーのスイング改造史13

年も今日で終わり、明日からは2015年が始まります。今年一年、このブログを読んで下さいまして、誠にありがとうございました。今年は、このブログを参考にして上達して頂けたでしょうか?少しでもお役に立てたことがあれば幸いです。


さて、タイガーは、初めはシングルのお父さんに習っていましたが、その後、プロのレッスンを受け、15歳からはアンセルモっていうレッスンプロのレッスンを受け、そして18歳からはブッチについてスイング改造しました。その結果、ワイドスタンスなどで体の捻転を強化し、手の振り上げを減らしてボディースイングに改造しました。結果、とてもコンパクトなトップになったのですが、シャフトクロスの修正には着手していないようでした。


トップでクロスすると、ショットが安定しにくいので、誰もが直したいと思うポイントです。どうしてショットが安定しにくいのかというと・・・



上の写真のトップで、例えば青い線がGプレーンだとすると、Gプレーンに乗せるためのヘッド軌道は赤い線のような湾曲起動を描くことになります。これは、トップでのヘッドとプレーンの距離が遠いからそうなります。もし、ヘッドが左腕の延長上くらいにあれば、ヘッドとプレーンの距離が近いので、それほど湾曲した軌道を描くことなく、直線的にオンプレーンに下ろすことができるでしょう。


トップでクロスすると、ヘッドは一旦自分の背後方向に動くので、人は無意識にボール側に手を動かそうとします。それは、例えば、本来下ろすべきグリップ軌道が緑色の矢印の方向なのに、無意識に黄色い線方向に引くか押したくなる、ということです。


初心者の方の多くは、トップでクロスするので、ダウンでインサイドに落ちようとするヘッドをボール方向に引っ張り込もうとして、手が高い位置からボール方向に引いたり押したりしてしまい、結果、強いアウトサイドイン軌道を描いてカットにスイングすることになり、大きなスライスを打ってしまいます。


だから、確かに、初心者の方で強度のクロスの場合、それは修正した方がいいでしょう。しかし、ゴルフを初めて最初にクロスしないトップを習うと、決してクロスすることはないので、できれば最初に正しいトップを習うと、その後の苦労をかなり減らせると思います。


しかし、一旦クロスするトップでボールが打てるようになった人にとっては、それを直すことは至難の業です。例えば、水平なプレーンでスイングする場合、完全にオンプレーンのスイングというのはヘッドが水平に動くことになるので、プレーンに対して上下の動きというのはなく、従って、平面に対して上下にヘッドが動く力を感じません。例えば、胸の高さくらいに水面が来るプールで、水面に沿ってスイングする(現実には不可能ですが)とすれば、オンプレーンスイングというのは、ヘッドが常に水面を動くので、ヘッドが空中に浮いたり、水中に沈んだりするする力は感じない、ということです。それに対して、トップでクロスするスイングというのは、バックスイングの段階でヘッドが空中にあって、それが徐々に水面に着水して水面上を動くような動きなので、着水角が鋭角すぎると水中に沈んだりしますが、そんな風に、水面に対しての上下の動きを感じてスイングすることになるので、一度ヘッドの上下動でヘッドの位置を感じる感覚が身に付くと、それが消えるとヘッドの位置がわからない、ということになって、とてもスイングできそうにない感覚になるのです。


だから、そういうアマチュアの人は、ある程度、プレーンに対して上下の動きでヘッドの位置を感じつつ、それをコントロールしてスイングする方が、完璧とは言えませんが、いいかもしれないと思います。しかし、タイがーは完璧を目指す人なので、その後、トップでのクロスを修正しました。


これまで多くの人のトップでのクロスを直してきました、15年近く取り組んできた結果、比較的簡単に直せる方法というのも開発できました。しかし、そういう方法を知らない人にとって、トップでのクロスを修正するのは非常に苦痛の時間が長いものになるので、注意して取り組んでほしいと思いつつ、今日もタイガーのスイングを見てみましょう・・・


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提供 ゴルフラーニングスクエア グロス


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