単独首位スタートの鈴木愛が#2(パー4)、#3(パー4)で□でしたので、このまま崩れるのかと思われましたが、その後持ち直して(前日の貯金もモノを言い)1打差ながら単独首位で最終日を迎えます(通算-4)。
1打差の2位には大江香織と上田桃子。
更に1打差の4位には黄アルム、申ジエ、成田美寿々が続いています。
鈴木の#15(パー3)は圧巻でした。奥にこぼしたラフからのショット、落としどころが完璧でしたのでピンに寄ってパーは確実かなと見ていましたら緩いフックラインを右から入りました。
続く#16(パー5)では、左上5m以上あったと思いますが、この弱スライスラインをしっかりと決めて○。
鈴木のパット。
振り子式で最近の選手にしては珍しくしっかりと頭を残してストロークしています。
なお、ヘッドが真直ぐに出ることを意識してか、ボールが少し右に出るんじゃないかと思わせるくらいのフォローをとっています。
藤田寛之はボールの左(即ち、フォロー)を強く意識していると言いますが、こういうところを鈴木は学んでいるのかも、という印象です。
→「王様の流儀2」
さて、最終日は鈴木、大江、上田が最終組。
カギは鈴木のジュニア選手のような思い切りの良いパットが最終日も出来るかにかかっているように思いますがいかがでしょうか。
大江は12年のフジサンケイクラシック以来の2勝目なるか、上田は今季1勝(→「CAT L2014」)のツアー通算10勝でこれら3人からメジャー初Vが出るのか、注目ですね。
後続では成田は今季メジャーを含めて3勝、申ジエも今季既に3勝して相変わらずパットに冴えを見せています。
難しい設定の中、混戦を制するのは誰なのか興奮の最終日ですね。
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