クラブを新調、セッティングするとします。
◌市販のクラブに長年慣れてきた人
年齢 60歳位 の男性 としましょう。
仮に ドライバーを45インチ、
元々の弾道質、にもよりますが、ロフト10.5~11.5度で
段々感じてきた体力不足、飛距離不足から
ヘッド重量をちょっと重め 195g → 210g
自分にとって キツク無い、程よい硬さ 振動数200cpm
をセットしたとします。
市販のクラブに慣れてきた と言う条件と年齢/体力を考えると
あまり慣れに時間を要さなくても良いスペック です。
この状態で 表記上 の R.SR. 相当の
アイアンをセット、購入すると
#5アイアンを 軽量スチールの平均値 で
振動数280cpm あたりが自動的にやって来ます。
スイング破壊兵器の N×9×0 のSR で280~290cpm です
セットと言う意味で
45inのドライバーが振動数200cpm であれば
それとマッチする、セットになる硬さは #5の長さで220~230cpm
230cpmではちょっと硬すぎ…かも、と言ったところです。
それと比べると 230でも硬いのに、それよりも更に50cpm
フレックス(硬さ)言うと
❺フレックス分も硬いシャフトのアイアンを手にしたとします。
ステップ①
だいたいのケース、一般的なアマチュア であれば
ショットの練習、スイングの練習などは アイアンで行います。
練習の球数は 7;3以上の関係でアイアンでしょう。
この場合は 260cpm(5番アイアン)…
本来、自分にとって ちょうど良い硬さ…よりも ❺フレックス
硬いシャフトで練習する訳です。
それで掴んだタイミング、硬いシャフトで打つ方法で
それよりも❺フレックス柔らかいドライバーを使えば、
まあ だいたい スライス、ダフリ
・・・正しくクラブを扱っていれば どフック・・・
年齢や振り方によっては ボールが上がらないケースも出てきます。
長くて、ヘッドも大きいドライバーの方が
❺フレックスも柔らかければ 上手く行く方が稀です。
コースへ行けば、
無理して振り回すような振り方が
❺フレックス硬い アイアンによって覚えこまされていますから、
より トップが浅く(右向きが浅く)なり ドライバーが上手く行きません。
ドライバーのスライスが強くなれば
よりヘッドを返すような振り方をせざるを得ませんから
上手く行けば良いですが、失敗すると より激しいミスになります。
👉練習場でドライバーを練習する は
立て続けに ドライバーを打つコト ですから
コースでドライバーを使う環境とは大きく異なります。
ステップ②
ドライバーが上手く行かない(特にスライスする)
に加え、他のクラブと比べると ドライバーは単品買い、衝動買い
し易いクラブですので、ドライバーを買い替え たいのですが、
どのメーカーも ドライバーは飛ばないと売れないので
どれもこれも
軽量スチールシャフト装着のアイアンに比べるとかなり柔らかめ です。
20年前に比べると かなりシャフトの硬さの数値は落ちていますから
SRを買っても、振動数は240cpm行かないケースも少なくない。
リシャフトのスポーツタイプのS-フレックスにして
やっと250cpm超えるか どうか です。
フェースターンが主流の現在のゴルフ界では
フェースターンのミスは 基本、スライスかひっかけ
引っかけはロフト角度はあまり関係ない とも言えますから
スライス抑制のため、ややきついロフトを選ぶコト になる訳です。
そこそこの年齢で
本来、本当は 200cpmの 10~11度を使うのが
楽して 遠くに飛ばす 理想的なスペック…だった筈なのに
結果として それよりも ⑤フレックスも硬い、9度を使う
多くの人が行き着く ゴルフクラブのパターン です。
この場合も アイアンの硬さ設定を
そのドライバー 200cpmの硬さのモノを 上手く使える
似たような硬さ、タイミングのモノ であれば
そこで定着し、より楽に振っていくことも覚えますから
また 未来に クラブにより助けて貰いたい(買い替え)場面が来て
クラブを換装するとしても 大丈夫ですが、
自ら、自分の年齢や体力と離れたクラブを手にして
それに慣れてしまう イコール クラブの本来のスペックを使わない
スイングを覚えてしまうと 助けて貰いたい状況になっても
助けて貰う術を身に付けていない と言うパターンに陥ってしまいます。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります