20171204

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフスイング◎スイングプレーンと飛びの関係❸



スイングのヘッドの軌跡
ヘッドの高さの変化、上下の変化
ヘッドの入射角度には一定の法則があります。

スナップショット 1 (2017-10-23 20-11)

これは大前提として 覚えておいて欲しいのですが、
ボールがつかまる/つかまらない
というのは そのクラブのロフトが基準になります。
そして ゴルフクラブは静止状態ではなく
運動・移動の途上にて ボールと接触しますので、
そのロフトは 移動してきた上下の軌跡に対してのモノです。

ボールがつかまっている
というのは
その移動しているヘッドの軌跡に対し、
ロフトがそのクラブのオリジナルの角度
もしくは それよりも立ったロフトで
インパクトを迎えていることを指します。

逆にボールがつかまっていない=こすっている
というのは
その移動しているヘッドの軌跡に対し、
ロフトがそのクラブのオリジナルの角度
もしくは それよりも寝た状態で
インパクトを迎えていることを指します。
IMG_0610

縦横は違いますが、左右の移動している軌跡に対する
右回転/左回転の関係と一緒です。

正しくクラブを扱えるようになると
それがインパクト時ということでなく
❶シャフトが前に倒れている状態 は イコール下降途上
❷シャフトが後ろに倒れている状態 は イコール上昇途上
になりますので 比較的シンプルです。

ab743f55-sこの角度からスイングを見た時、
シャフトが前に倒れている(写真上㊧)
 ☛グリップの方が㊧に位置している
シャフトが後ろに倒れている(写真上㊨)
 ☛ヘッドの方が㊧に位置している
という表現を用いています。


ところが クラブを振る・ヘッドを振るスイングの場合
❶シャフトが前に倒れている状態
❷シャフトが後ろに倒れている状態

①ヘッド・グリップが下降途上
②ヘッド・グリップが上昇途上

にあるのに規則性は無く、
2×2 4種類の状態が生まれてしまいます。

本来 この関係性は 体の傾きとその向き
によって 一定の規則性を持つはずなのですが、
体の傾きも体の向きを関係を持たないスイングでは
タイミングによって 4種類のインパクトが生まれます。

ケースA✋一番飛ばない ミスの多い組み合わせは
❷シャフトが後ろに倒れている状態 と
②クラブ・ヘッドが上昇過程 の組み合わせです。

これは ボール速度が緩く
ウエッヂなどでは抜けた低めの遅い弾道になります。

このスイングの状態はやや深刻な状態です。

ケースB✋次に飛ばない ミスの多い組み合わせは
❷シャフトが後ろに倒れている状態 と
①クラブ・ヘッドが下降過程 にある組み合わせです。

この場合はクラブの構造上 高い速めの弾道になり
大きく右に曲がる弾道になりがちですが、
修正するのに難しい状態ではありません。

多くの 初心者を脱し始めているゴルファーはここに属し
それを改善するため ケースAに行くか
最後(下)のケースに行くかで、ゴルフの分かれ目 になります。

ケースC✋これはとても微妙な位置にいます。
❶シャフトが前に倒れている状態 と
②クラブ・ヘッドが上昇過程 の組み合わせは
度合いにもよりますが 飛びます。
しかし その飛びはとても期限的で
とてもよく飛びますが、すぐに「スランプ」に突入します。

飛ばしの欲が アッパーを強めにして
立てていられたロフトが徐々に
 そのアッパーを造る動作によって寝始まるから です。

フェアウェイウッドの不調・バンカーショットの不調
が一つの兆しになります。

ケースD✋ この状態ならば特にいうコトはありません。
❶シャフトが前に倒れている状態
①クラブ・ヘッドが下降過程にある 
この組み合わせが出来て 初めて
ヘッドスピードを上げることの意味が出てきます。

これ以外のケースでは
ヘッドスピードを上げても それ相応に飛距離は伸びません。
殆ど徒労に終わるばかりか
単にミスの確率が増え、体の負担も増えます。
ヘッドスピードを上げることよりも
ケースDになることの方が圧倒的に先・優先です。








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