今週のGOLFWebTVは、インテンショナル編の第二弾、インテンショナルフェードの打ち方です。今回は宅島プロの場合です。宅島プロは、ドライバーがドロー系になってしまう、つまり、下から入りやすいのですが、インテンショナルフェードを打つつもりでスイングすると、スイング軌道はどうなるのか?というのを検証しました。
すると、通常のスイングではグラビティプレーンの下からややまくるようにして入っていたヘッド軌道が、ほぼオンプレーンにスイングできることがわかりました。ただ、フォローでの抜けがややインサイドに抜けるので、現実にカット軌道になって確かにフェードになるのですが、軌道としてはこちらの軌道の方が安定しやすいので、フェードにするかストレートにするのなら抜けを調整すればいい、ということになります。
抜けがインサイドに抜ける問題は、腰の回転タイミングが早すぎることにあるので、もうあと1センチくらい腰のスライドがあれば、抜けの軌道はややアウトに修正され、インサイドインのスイングになるだろうと考えられました。
スイングというのは、どうしても感覚と現実のギャップというのがあります。感覚的にはインサイドアウトなのに現実にはアウトサイドインとかその逆とか・・・だから、練習というのは感覚と現実のギャップを埋める作業でもあるかもしれません。思った通り振って思った結果が出れば、練習は必要なくなるでしょう。そうはいかないから練習が必要なわけです。
そして、それはプロでも起こることであり、例えば石川選手のような才能がA級のトッププロでも調整が難しくなってしまうことがあるわけだし、タイガーのような超人的な人でさえ、アプローチショットのような小さなスイングでさえ思った通り振れなくなってしまうことが起こるわけですから、ゴルフというのはどれほどに難しいかが理解してもらえると思います。
だから、痩せるくらいなら短期間で出来るでしょうが、ゴルフの上達は、短期間に必要なことを学ぶことは可能ですが、習得には数年単位の時間がかかるものと考えてもらったほうが良いと思います。
何かの技術を専門的にやっている人なら、誰にでもわかると思います。例えば二ヶ月くらいでその技術のどれほどのことが習得できるか?間違った技術を習ってしまったら、その修正にどれほどの時間がかかるか、一度筋肉が覚えた動きの修正にどれほど苦労するか・・・痩せるような単純なことと技術の習得とは全く違うし、安易に手を出して間違いを習ってしまっただけで、本来なら到達できる最終目的地に到達できなくなってしまうかもしれないほど危険であることは間違いないでしょう。
だから、このブログでも一回のレッスンで劇的に変化した例は、これまで数え切れないほど紹介していますが、決して、それでスイングが習得できたということではないし、大事なのはその後の練習で習得していただくことであって、それにはかなりの努力や苦労や苦悩や苦痛さえあるかもしれない、ということは何度も書いている通りです。
実際にスイングが変わるときというのは、頑張ってやり続けて、それでも出来なくて、もう無理だとギブアップするくらいになった時、初めて習得できるようなことも少なくないと感じますので、そういうものだと思って頑張ってほしいと思いつつ、今日もレッスン公開です・・・
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