Question
冬のグリーン前の花道付近からのアプローチについて、アドバイス頂ければ幸いです。
この時期の花道付近は芝がかなり薄く地肌が見えています。
距離もおおよそ50ヤード前後になるので、
サンドウェッジでショットするとほぼ9割がたはザックリになります。
どうしてもクリーンに当てようとするのと、
失敗の前例が頭をよぎっているのか、失敗してしまいます。
70ヤード以上になると、あまりザックリはしません。
因みにザックリしたあと、再度20~30ヤードをアプローチウェッジで
ヒールを浮かして打つと綺麗にショットできてしまいます。
結局はじめからそのウェッジで打てばと思いますが、
グリーンがカチカチの状態を想像してしまい、サンドウェッジで止めたい気持ちがあります。
Answer
冬場に限らず、芝が薄く球が浮いていないライの場合には
ザックリとやってしまうことがあります。
花道も硬くグリーンと変わらないほど芝が短いと芯に届かず
打ち込めばオーバーしてしまい、グリーンヒットが困難です。
冬場は既成概念に囚われない事が大切です。
夏場は上げてグリーンに直接乗せて止めるということができた場所なので
その打ち方で当然良いという思い込みがあります。
ところが、実際には冬場のグリーン周りは、イギリスのどこからグリーンで
どこまでがFWなのか判らないようなコースと同じと考えても良いのです。
グリーンの外からパターを使ったり、ショートアイアンやウッドで転がしたり
上げるのではなく、転がす事ができるのです。
また、グリーンまで何度バウンドさせてから乗せても、草に食われて
止まるような夏場とは違います。
冬場は全く違うコースだと思ってください。
花道に限らず、普段はラフの場所でも転がしができることもあり
まず、頭を柔軟にすることが大切です。
また、寄せショットの種類も要求されます。
ヒールを浮かせて打つショットはこのような場合に大変有効的です。
グリーンが止まらないような状況ではSWを使います。
しかも、芯を外して打ちます。
58度のトウ側のリーディングエッジに近い場所で打つとスピンが掛かります。
パター打ちで5~8Y程度しか行きませんが、
ピッチショットの打ち方で振り幅を大きくすると、それなりに
遠くに打つことができます。
打ち込めばオーバーだし、どうせ芯まで届かないのですから
最初から芯を外した距離感を覚えておけば良いことです。
この芯を外すという打ち方は大変役に立ちます。
転がり易い下りグリーンに乗せる場合なども、見た目の距離感で打つ時は
芯をわざと外すとピッタリということがあります。
寄せはいろいろな引き出しが必要です。
どんなライや状況でも自信を持って打てるようになるまで
メニューを増やし、十分な練習が必要です。