今週のトーナメントは、アメリカ男子がフェニックスオープン、松山選手はディフェンディングチャンピオンとして参加します。そして、石川選手も参加です。またスピースが出場します。スピースは今年の初戦で3位タイ、ソニーオープンでは3位でした。この試合は今年の3試合目です。世界ランクが松山に抜かれて6位になってしまっているので、上位復帰をめざしてのプレーになるでしょう。
今日のPGAツアーのホームページでは、松山選手がJapan's rising sonというタイトルで紹介されていました。松山選手はワールドチャレンジで勝った時「ジャンボさんは100勝以上しているので、少なくともそれ以上勝たなければジャンボさん以上の偉大な選手にはならない」と言ったそうです。
確かに、勝数という意味ではそうですが、果たして、アメリカでの1勝は日本での何勝に匹敵するのか?それは、日本でのホームランとアメリカでのホームランとの違いよりも、はるかに大きな違いがあって、仮にジャンボさんがピーク時にアメリカに移住して戦っていたとしたら、10勝もできたでしょうか?おそらく不可能だったのではないか?と感じます。例えば、ツアー勝利数は日本で4位の直道選手の場合、日本では32勝ですが、アメリカでは勝てませんでした。青木プロは日本で51勝ですが、アメリカでは1勝です。丸山選手は日本で10勝ですが、アメリカで3勝です。丸山選手はピーク時にアメリカに行きましたが、もし日本で戦っていたら30勝は超えて永久シード選手になっていたでしょう。そして、片山選手は永久シード選手になれていないでしょう。
そういう過去を考えれば、現在の松山選手は日本人で過去最強の選手であることは間違いないし、デビュー2年目で3勝というのは、桁違いとしか言えません。しかし、松山選手は謙虚に先輩を立てて、それをモチベーションにもしているのでしょう。また、そういう人だから、ここまで強くなっているのでしょう。
ところで、世界ランクが始まったのは1986年からで最初の発表での一位はランガー、二位はバレステロス、三位はサンディー・ライル、四位はトム・ワトソン、五位はオメーラ、六位はノーマンで七位が中嶋プロでした。その後、中嶋プロは翌年に4位まで上昇し、それが日本人の最高位らしいです。もちろんこの頃は日米にそれほど大きな差があるようなポイント配分ではなかったのではないか?と思われるので、このランクは今のランクと同じ土俵ではないような印象です。始まったばかりで混沌としていた時代のことっていう感じです。
だから、現実的には松山選手は既に歴代最強の日本人選手で、松山選手がジャンボさんの勝ち数記録を抜くのは、バイロンネルソンの年間優勝数を誰かが抜こうとするくらい不可能なことでしょう。
それでは今日も、レッスン公開をお楽しみください・・・
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from まる得!ゴルフレッスン公開