20170129
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフ◆ボールの芯
練習場などで 多くの人がアプローチしているサマを
見ると ふと思うことがあります。
ボールと言うのは 当たり前ですが 球体 です。
その大きさは 約43mm 4センチ強の直径の球体です。
ところが 多くのゴルファーは
その 4㌢強の球体というよりも 4㌢強の白いコイン
を打とうとしているんじゃないか と思うのです。
しかも このコインを 前に飛ばそうとするのではなく
ひっくり返そうとしているように見えるのです。
ボールにも芯 ➟センターがあり、
その芯というのは クラブの芯よりも遥かに重要です。
逆に言えば、クラブの芯 とは クラブの真ん中って訳でもなく
ましてや重心の位置でもありません。
アイアンであっても ウッドであっても
重量の中心点はフェース面には存在せず
図に書いてあるような重心位置は
フェース面上を基準に測定した場所に過ぎません。
ボールと ヘッドの重心位置は触れることが出来ないのが
殆どのクラブの構造なのです。
あえて 言うのであれば
クラブヘッドの方の芯 とは
当たる場所を指すのでなく
クラブヘッドの動いてきた方向、立体的なベクトル
の事を指すのです。
クラブの方の芯の話はさて置き
アプローチショットだけでなく、パターでもそうですが
多少 ボールの自重で芝やマットに沈んでいるとは言え
ボールのセンターは、ボールの芯は
空中に浮いた 地面から約2センチの場所にあるのです。
ボールの底、4センチの大きさのコインを打つように
ボールを打っても、
ボールにはスピンばかりがかかり、
ボールは上に飛ぶばかりで、
思った距離になってくれませんし、
原則として ボールは自重で芝に少し沈んでいるのですから
その部分に歯を入れようとすること自体
始めから不可能なのです。
日本のプロが欧米の試合に出ると
欧米選手の体の大きさや飛び よりも
実は 日本よりも沈んだボールに苦労する のです。
飛び において 勝負は難しいのですから
そこはアプローチなりパッティングで勝負 となるはずなのに
そこの部分に苦労して 断念する選手や
小手先のスイング改造に挑戦しておかしくなる選手が
今も後を絶ちません。
技術的な問題は別にして
ボールの芯は宙に浮いている という認識は
とても大切です。
そして アイアンで言うところの
上から打つ、ボールを潰す というのは
正確には スイングには前傾姿勢があり
右を向いている間は 左サイド
ダウンスイング~インパクト という時間で言うと
進行方向が低くなっており、
その低くなっている間に ボールに入ってくる
という事を指すのですが、
少なくともイメージとして
ボールを進行方向に弾く のではなく
ボールの底を打つのではなく、
宙に浮いたボールの芯をフェース面で
地面なり、マットに抑えつける
下方に圧力をかけてあげるイメージを持っておくべきです。
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