11月に開催されるゴルフの28カ国・地域別対抗戦「ワールドカップ」の
日本代表として、松山英樹・石川遼が出場することが決まった。
松山の指名で選抜された石川は腰のケガで離脱中の米ツアーへ、10月の
復帰を目指す。
石川のもとに、松山からオファーが届いたのは8月中旬。「出るからには
絶対に優勝したい」という松山の熱いメッセージを受け、石川の心は早くも
出場に傾いたという。
だが「ワールドカップ」出場は、所属するカシオ計算機が同じ週に主催する
「カシオワールドオープン」の欠場を意味する。
「どちらも大切な試合だけど、英樹と一緒にワールドカップに出たい気持ちが
、どうしても強かった」
舞台裏で素早い調整が行われ、カシオの樫尾和雄会長も、世界に挑む
若者の背中を押した。石川は「自分のワガママを、カシオさんの会長に
理解していただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。
「自分にとって、この3カ月がとても大事になる。英樹の心配を半減
石川にまた1つ、完全復活に向かうための新たなモチベーションが
加わった。夢の競演は11月24日から4日間。オーストラリアの
キングストンヒースGCが舞台となる