20150401

パット上達ブログ: D・ビーマンの洞察力1

ディーン・ビーマン(2000年殿堂入り)はアマ時代の活躍(全米アマ5V、全英アマ2V)があまりに有名で、プロ転向後も5Vしてますが、J・ニクラウスと同世代であったせいか、あまり目立った存在ではないようです(アマ時代はニクラウスよりビーマンのほうが勝率が高かったそうです)。



「強くある前に、より人間らしくあれ!」はPGAtourの(初代)コミッショナーに就任した時の彼の言葉ですが、これはゴルフだけでなく人間社会共通普遍に求められる人物像だと思います。



この言葉からわかるように、ゴルフでも彼の洞察力には目を見張るものがあります。



その最たるものがゴルフの基本にかかわるものです。



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多くのゴルファーたちは基本を守らないために、良く間違いを犯すものであるが、多くのプロたちは、この基本を「ファンダメンタルズ」と呼んでいる。



私は、この表現またはそれに関するテクニックに必ずしも同意しない。



私はこの基本を「Mutually Exclusive Factors」(互いに排他的な要素)と呼びたい。



これは何を意味するかというと、



スイング、或いはパッティングにおける特定の動作またはポジションは他の動作またはポジションによって、よくマッチされなければならないということである。



良くマッチされていれば、あなたは、あなた自身の特殊なスタイルで良いゲームをプレーすることが出来る。



しかし、マッチしていなかったら、あなたのスイング自体に矛盾が生じ、その結果、あなたは常に同じレベルの良いゲームをすることが出来なくなる。



問題は「正しい」か「正しくない」とか言うのではなく、スイングを構成する要素がお互いに調和しているかどうかである。



(「パッティングのすべて」米ゴルフダイジェスト編 上津原時雄訳 ベースボールマガジン社刊より一部を引用)

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「パットに型無し」とか「パットにはセオリーもメソッドもない」と言われ続けてきました。



だから、勝手にやって良い、経験で自分のフォームを作るしか上達の道はないという誤解につながっていますが、ビーマンの言うように動作の調和というものがあって初めてこのような言葉が真理たり得ることなんだ、と理解が至りました。



で、ビーマンの調和について面白い指摘がありますので、追ってUPします。



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