全米女子プロゴルフ選手権が終了しました。
朴インビさんが19アンダーまでスコアを伸ばして優勝しました。3連覇ですね。あきれるほど強すぎますわ。
初日こそまずまずの71でしたが、あとの3日間は68、66、68でした。パー73でのスコアですから素晴らしいですし、独走もやむを得ないと言いたくなるほど強いです。
さくらさんは最終日1アンダー72で回り、通算6アンダーの13位タイとなりました。
最終日は4バーディ、3ボギーというスコアでしたが、パーオン率は最終日だけ少し悪くなっています。その中でのアンダーパーでのラウンドなので、良く頑張ったという印象です。ただ、トップテン、いやもっと上を目指す上では課題もあるというのが現実です。
トップテンには2ストローク足りませんでした。最終日の18番ロングで3パットしてボギーとしたことは痛すぎますが、それ以外にも反省するべきところはあります。初日の入り方、苦手ホールとなった1番ショートの攻め方、バンカーからのリカバリー・・・。どうしようもないというのではなく、少しの差の積み重ねのような気がします。
さくらさんの4日間です。
初日 2日目 3日目 最終日
フェアウェー 12 10 13 12
パーオン 14 14 14 12
パット数 32 30 30 29
ロングホール 9バーディ、1ボギー
ミドルホール 5バーディ、3ボギー
ショートホール 2ボギー、1ダボ
合計 14バーディ、6ボギー、1ダボ
さくらさん 朴インビさん プレッセルさん
アウトコース 3オーバー 7アンダー イーブン
インコース 9アンダー 12アンダー 10アンダー
スコアに極端な傾向が出ていますね。今回のコースはアウトが難しく、インでスコアを伸ばさないといけない・・・というのが試合前の評価でしたが、それが選手のスコアに出ています。
飛距離に差の無い朴さんと比較しようとしたのですが、あまりにも違い、無駄でした(笑)。
ただ、インコースでは朴さんと3打差しかないのに、アウトコースでは10打差もあります。難しいコースへの対応力の差なのでしょうか。そうだとすれば長年日本ツアーというイージーな場所で戦っていたことによるのかもしれません。この辺はもう少し分析する必要がありそうです。
もう1人、トップテン入りしたプレッセルさんとの比較をしました。彼女もまた、さくらさんとは飛距離差がありません。ダボも叩きましたが、4日間合計1イーグル、20バーディ、10ボギー、1ダボでした。
さくらさんよりもバーディ、ボギーともに多いですね。パット数がさくらさんと10違います。ゴルフは攻めることによりリスクも大きくなります。そういうゴルフをして、なお且つミスをしない、それが優勝への近道なのかもしれません。
さくらさんは国内ツアーで、ずっと最小限のリスクで上位に安定して入ってきました。同じゴルフをしていては優勝には届かないと思います。ただ、トップテンは難しくてもトップ20を続けることは可能かもしれません。