今週の金曜は、第五週のためメルマガは休刊日です。最近再開したGOLFWebTVでは、研修生の小日出さんのスイングの変化をご紹介しています。小日出さんは一年前にGOLFWebTVに出て頂き、その後、プロテストを受けるもイップスが出て敗退、ご本人はプロを諦めるつもりだったところ、ご家族や周りの人にもう少し頑張ることを勧められ、あと1回くらいはやってみようという意識で、現在も研修生をされています。
小日出さんは橋本大地プロのご紹介でGOLFWebTVに出て頂きましたが、橋本プロが小日出さんと知り合ったのは、練習場でぶっ飛ばしてた小日出さんに橋本プロが声をかけたのが始まります。プロを驚かすほどに小日出さんは飛ばしていたわけです。
なので、小日出さんは300yヒッターであり、それが小日出さんの強みですが、ショットへの不安からイップスになることがあるのが問題です。それが試合で出たらどうしようもありません。しかし、得てして試合ででてしまうものだから困ります。
ゴルフでは、飛ぶことは何よりも有利な強みです。実際のところ、DJもケプカもタイガーも飛ばし屋です。タイガーが出てきたころは飛距離でも天下無敵でした。なので、やはり、ゴルフでは何よりも飛ばすことが重要で、しかし、それはかなりの部分、才能の問題です。飛ぶ人は、最初から飛ぶのです。
今年のJGTOのスタッツによると、300y以上飛ぶ選手は16人で、そのうち13人がシード選手、あとの3人も80位以内なので、やはり、飛ぶことが有利であることがわかります。だから、小日出さんの場合、その飛距離は宝物なので、それを活かしつつ、ショットへの不安を取り除くことができれば、間違いなくツアーで戦っていけると思います。
そこで取り組んでいくのは、スイングの粗さの排除です。具体的には手を振り上げ、軸の動きも大きいので、そういう粗さを排除することで、ショットへの不安を軽くしたいと考えています。小日出さんの場合、ジュニアからゴルフをしているので、少々軸が動いても打ててしまいます。しかし、そういう軸ブレは、究極の精度が要求されないゴルフなら気になりませんが、究極の精度を自分に課すような状況では、不安材料になるわけです。気にしていないことを気にすることとなり、不安になってイップスになります。
実際、一般に最も多いイップスであるパターで、イップスを経験した選手に共通に見られる解決策が、クラブと腕を一体にするなど、ブレを抑える行為であることからも、そのことがわかります。普段気楽に打っている時は出ないけど、緊張する場面では出る、というのは、ブレへの恐怖ということです。
なので、それってメントレでは解決しません。具体策が必要です。そして可能だと考えています。小日出さんのレッスンでは、そういうことをやっていき、ショットへの不安を取り除き、プロテストやQTで頑張ってもらえると嬉しいと思ってやっています。是非、ご期待ください!
それでは今日も、レッスン公開をお楽しみください・・・
毎度ありがとうございます。
from まる得!ゴルフレッスン公開