20190602

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 質問頂きました ②スイングイメージ


一つ、質問させてください。

 

「左手首を右手の掌底で押す感じ」に関してですが、
色々とやってみてもどうしてもその感じがでません。


右ヒジをバックスイングで張ったときに
右手が左手からすこし離れる感じになります。
ダウンでは、シャットを維持する左ヒジを逃す動きが
うまくできれば合掌は維持できるようにも思いますが、
押していく、または押される感じには程遠いように思います。


スイングの間、ずっと合掌の形が安定して
維持できるような位置関係が取れるように
工夫するべきでしょうか?
合掌しながらスイングする
というイメージが湧きません。
やはり、つかんで前で弾く、
というこれまでの悪癖の影響でしょうか?

 

何か、ヒント・アドバイスいただけると助かります。


MVI_0581_Moment(3)

ハミングバードが見る限り、
プロも含め ほとんどゴルファーは
ボールを打つ前後の円弧を
体ではなく、腕を振って、クラブを振って
作っています。
素振りを見ていてもそうです。

理解し難いかもしれませんが、
が故に 打つ方向を90度間違えています!

どういう意味かと言うと
腕で振るとなると ボールは水平方向
横に打たなくてはなりません。

IMG_0485

ボールを打つ円弧を
体の回転 ➟無意識なターンテーブル
ターンテーブルに乗っかって
回転するターンテーブル上でボールを打つ となると
感覚的には『ボールは下に打つ』ものなのです。
打つというより 押さえつける、押し付ける。。。
潰す と言うのもボールが軟質なものと言う意味では
的確な表現かと思います。

フェース ➟ ボール ➟ 目標方向
という関係ではなく
フェース ➟ ボール ➟ マット/地面
と言う関係なのです。
IMG_0484

無意識な体の回転・ターンテーブルが回っているから
結果として ボールを横に払うような感じになるだけです。

この感覚が理解できるとスイングは飛躍的に変化します。

フェース面で地面(マット)にボールを押さえつけるから
ゴルフクラブのロフトと言う角度に対し
ボールは逃げるのです。
それがロフトの役割でもあります。


クラブを腕で円弧に、特に縦に振ってしまうと
上から打とうとして ヘッドを下に振ってしまうと
その振る角角度分 スピンが増え、弾道が高くなり
飛距離を損じます。
腕で円弧を描くと ヘッドスピードを上げても
スピンばかりが増え 飛距離につながりませんし、
体の回転を停止した状態で 円弧を腕で描く分
体も上を向く 反るような姿勢になりますから
体も痛めやすくなります。



靴でボールを打つ 
のを つま先でボールを蹴る のではなく
ボールの一部を上から踏みつける に近い感じです。


フェース面でボールを地面/マットに抑えつける
これでは打てないし、飛ばないし、届かない…
そう だから体の向きを変えるのです。
双方の動きは一体の 双方不可欠の関係です。
それを 腕さばきで全部取ってしまうのがいけない のです。

3a2657cf2d5452e4b2914c204ab30a3c


よって インパクト付近の
左の手首(スナップ)は理想的には
手のひら側に折れた状態
右の手首は甲側に折れた状態 のようになります。
IMG_1632_Moment(2)

この手首姿勢はムリに作ってはいけません。
体の回転でグリップを移動させていないと
手首だけ真似しても意味ありませんし、
ボールを下に押さえつけるイメージが
ついてない状態では痛めてしまうかも知れません。
5a0eeaec

逆に 体の回転でグリップを移動させられるようになれば
自然にここに落ち着くでしょう。
特別なテクニックは要らない かもしれません。


from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります