20180826
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 夏季 アプローチ集中講座②
花道から 薄い登りのグリーン面に
20ヤードのアプローチをするとします。
➀35度ロフト 8番アイアン
➁45度ロフト ピッチングウエッヂ
➂55度ロフト サンドウエッヂ
この3種類のクラブを使うとすると
一番 小さく 遅く 打つことが出来るのは
➀の8番アイアン です。
そして これは の大きな勘違いですが
ゴルフクラブのロフト角度は
大きくなるほど 打つ自分にはたくさんフェースが見えてきます。
👉自分にフェースが大きく見える ということは
打たれるボールにとっては どんどんフェースが小さくなってくる
というコトです。
だから ロフトの大きなものほど
フェースそのものが大きくなる のです。 …知らなかった?!
大きなロフトのクラブほど
同じ距離を打つのに 大きく・速く振らねばならず
しかも ボールにとっての打つ面は小さくなります。
難易度は何重にも上がっていく というコトです。
ですので アプローチの向上 とは別に
その置かれた環境、シチュエーションにもよりますが
まずは ロフトの立ったもの 👉パター
👉8番アイアン 👉ピッチング から選ぶべきです。
ロフトの大きなものを選ぶ というのは
その打つ環境が ほかの選択肢が選ばせない場合のみ
と考えるべきで
名称は アプローチウエッヂ と呼ばれていますが
アプローチ = アプローチウエッヂ という考えは
アプローチをうまくイカセマセンヨ。
肩を使って ヘッドに上下の弧を描かせてしまう ということは
例えば 55度の製品ロフトのウエッヂを持っていても
..........非常に大雑把な表現ですが…
➀55度相当で打つ
➁65度相当で打つ
➂75度相当で打つ
可能性が高くなり、しかも この➀➁➂、本当はその間もありますが
ほんの微妙なコトで どれにでもなってしまうのが
こすり打ち です。
また ロフトが大きくなる ということは
ヘッドの歯、リーディングエッジが前に出ます。
→→→トップ
肩で弧を作るので 想定の最下点は右、手前にズレやすくなります。
→→→ダフリ
それに加えて 大きなロフトで打つことになるので
大きく、かつ速く振るのですから
ミスするための振り方 とも言えるのです。
正直 10mm~1cm のズレによって トップにもダフリにも
なってしまうのです。
そして 上手くいったとき 必ずショートというおまけまで付いてくる のですから
これを教えるレッスンプロは……
アプローチが上手くなって レッスンに来なくなることを予防するために
これを教えているのか…と勘繰りたくなります。
流行りの〇〇〇○〇もこの教え方ですね…
あまり 知られていませんが
日本のプロが欧米に行くと
一番困る、一番悩むのは
実は「距離」ではなく アプローチなのです。
欧米のゴルフ場はフェアウェイであっても
日本のような管理はされておらず
うす~い絨毯のようなコケかと思うような芝か
逆に日本だと「ラフ?!」というコースが少なくありません。
すくい打ちを常套としているプロも
沈みやすい芝の上で どこにヘッドを入れていいのか
沈んでいるので ヘッドを入れる場所がないのです。
勿論 プロですからなんとかはしますが、
欧米の芝で コンスタントに活躍できる「すくい打ち・こすり打ち」をするには
兎も角 数を打つしかありません。
それで 腰を痛めて 日本に帰ってくる・・・ というのが
とても多いパターンなのです。
また 距離が飛ばないのは 空中のボールを打つドライバーでなく
芝から打つショットが こすり打ち ダフリうち になるので
飛ばず、スピンが入らず というコトが本当のトコロ…なのです。
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