20171231
ModernSwing21: DRは当たるのにアイアンがボロボロ
Question
ゴルフを始めて1年の者です。
ドライバーは良いのにアイアンが一向に上手くなりません。
ドライバーは、平均で240ヤードくらいでミスショットも、滅多にありません。
コースに出ても、80%以上の割合でフェアウェイにコントロールできます。
ところがアイアンとアプローチで叩きに叩きまくって
トリプルボギーやそれより酷いスコアなんてことも頻繁にあります。
レッスンなどに通う気はあまりありません。
個人で練習場で出来る練習法を教えてください。
Answer
原因は恐らくDR用のスイングとアイアン用のスイングが
ワンスイングになっていないのでしょう。
どこが違うのかはスイングを診てみないと分かりませんが
ワンスイングであれば同じスイングでどの番手も当たるはずです。
しかし、どこかが違っていると、同じスイングをしても
当たらないのです。
ゴルフはクラブの設計上の性質で、どの番手も背骨に対しては
同じ軌道角度で振って当たるように設計されています。
ところが、前傾角が適正でなかったり、球との距離が違ったり
違う角度で落としてきたりするとDRは当たっている時はアイアンが当たらず
アイアンが当たっている時にはDRが当たらないという症状が出ます。
本来、ほとんど同じ振り方ですべての番手が打てなければならないのです。
これらを一定の法則通りにする事が基礎です。
アドレスの姿勢、球の位置、前傾角度、テイクバックの方向や
軌道などを常に同じにして再現するというのがゴルフなのですが
勝手に構えて自由に振っている人は、番手が変わると当たらなくなり
またズレても調整できずに総崩れする事があります。
しかし、人によっては奇跡的にそれを調整していしまう事があるのです。
今、ちょうど1年との事ですので、どうして良いか分からないでしょうが
そこで、毎日500球打てといわれて実行したとすると
そのうち、各番手で当てる振り方を覚えて行くのです。
これが恐ろしいところです。
結局は13本あるクラブの13種類の振り方を探し出して覚え
それで練習量とゴルフ歴の長い人は、途中で挫折しない限り
いつかは当てる事ができるようになるのです。
これが13倍の遠回りです。
幼少期から器用で運動神経が良い人は、これで本当に
すべての番手で当てるようにはなるのですが、調子を崩したり
ちょっとズレたりする度に当たらなくなり、戻すのに苦労するのです。
質問者さんはまだ1年ですので、1年後に何が起きるかを知りません。
また、3年後に何が起きるかも知りません。
このままだとどんどん問題が出てくるはずです。
アイアンとウッドの2種類の軌道で打っている人は大勢います。
それはウッドとアイアンセットの規格が違うために、
クラブに合わせて打つことで2種類になってしまうのです。
本来は同じ規格で一種類の軌道で打てたのが、現在はウエッジセット、
アイアンセット、UTセット、ウッドセットとそれぞれが違う規格になっており
4種類の打ち方をマスターしているプロも大勢います。
これは道具を調整して同じ規格にフィティングする事で解決します。
DRが当たっているからそれで良いと思っておられるようですが、
その振り方でほかの番手も打てなければならないのです。
しかし、前傾角度がそれぞれの番手に適正でなかったり、
スパインシャフト角が違っていたり、アームシャフト角が番手ごとに違っていたり
セットアップ自体が間違っていると同じスイングでは当たらないのです。
1年でしたら、まだスイング自体が固まっていません。
テイクバックの軌道やトップの形など、すべてが定着していませんので
一種類のスイングにして定着させないと、このままだとアップダウンが激しく
相当な遠回りをすることになるのです。
持ち替え練習をしてみてください。
DR、4I、PWと3本を一球ずつ持ち替えて打つ練習です。
これはワンスイングになっているかどうかを診る方法です。
これで最初の一球目で当たらないとコースでは役に立たない
ということなのです。
コースでは同じ番手で続けて打つことはほとんどありません。
練習場でいくら当たっても、最初の打球しか数えないからです。
アドレスのセットアップを習得し、ワンスイングになる練習をして
どんな打法でも定着するには同じ事をするしかありません。
体に対して同じトップの位置に上げ、同じ角度で下ろして当たる
ようにならないと、とんでもない無駄な練習を強いられるのです。
習う気がないのでしたら、シンプル打法にすると良いでしょう。
飛距離はでませんし、カッコ良いスイングではありませんが
とりあえず前には進むでしょう。
from ModernSwing21