20171211

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: 少ない資源で勝利する工夫

【読者様からの質問】
「先日の倉木様の文章を拝読させてもらいますます勇気をもらい、安月給の私でも競技に出て頑張ってみたいクラブ3大競技の

一つも獲ってみたいと意気込んでおります。

そんな中で練習量はこなせなくてもなにか切り口はないものかと、車のナンバーを72にしたり待ち受けを自分の

ゴルフバックにしたり、新作クラブやウエアを着こなすゴルフ命の勝ち組に何とか勝てないか?と考えてをります。

その勝ち組が悪いわけではないのですいません。半分ひがみと受け取ってください笑

クラブは2つの見方があるんじゃないかと思い倉木様のお話を聞きたいと思いました。一つはクラブを自分に合わせて作る。

もう一つは今あるクラブに仕事をさせる。クラブの性格を知るという意味かとも思います。

この冬はそっちなら金をかけずにできるのではないいかと思いました。どのタイミング、力の入れ具合、フェイスのどの辺に当たれば

クラブが気持ちよく仕事をしてくれるなど昔から言われてるわりには自分はあまり考えてなっかったと思います。

自分のほうからクラブに歩み寄っていこうと人間関係と同じで助けてほしいときだけクラブ任せではいけないなと(笑)

つまらない質問ですがもしこんなやり方をしてみたらなどございましらよろしくお願いいたします。」



【倉木真二の回答】
クラブへの理解は重要です。
これが理解できる様になると「自分にあったクラブを探す」「最新のクラブが最良」と考えたりすることが無くなります。
競技で勝利したいのであれば、自分が思っている物よりもやさしいクラブを使用した方が良いです。
シャフトの硬度を下げ、ロフト角の少ないアイアンは減らすなど、単純な方法です。
ロフト角の少ないアイアンを全く打たないと技術的に低下しますからそういったクラブは練習で使用し、コースでは確率を重視することです。
後は安定したティーショットができるフェアウェイウッドを入れるのも有効です。
アマチュアゴルファーにとってドライバーは確率が低い難しい番手です。
飛距離をさほど必要としないホールで確実性の高いショットのできるフェアウェイウッドを入れておくと良いです。
競技では通常よりプレッシャーがありますのでこの様な取り組みが効きます。

日頃の練習は、同じ練習を繰り返さない、漠然とボールを打つ練習ばかりしないことです。
ビデオで撮影する程度の事でも大いに気づきがあります。
また、練習を一種の本番と捉え、その練習は日頃の考えや素振りなどに求めると練習場での成果が上がります。
ボールを打てない状況で思考することはボールを打つ場で考えることと違う思考になりますのでまた違って有効です。
大量に練習できないという環境を利用する考え方が効果的になりますがその様なノウハウも色々と発信していこうと思います。

 
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