カップのことではありません(笑)。
剣道のそれからの発想で、ホールには固有の「間合い」があると仰る「sai」さん。
→「コースの間合い」
コース攻略の上で、とても重要な概念を導入されていると思います。
コースマネジメントを常に考えておられるので、こういう発想が湧くのかな、と感心しました。
で、我田引水的にグリーンでは?と無理な質問をしたところ、「グリーンの入り口」というお答えです。
このコンセプトも、日頃から競技に参加されておられる方ならではの着想ですね。
「グリーンの入り口」とは、当該ホール(グリーン)とその日のピン位置によって決まるグリーン上のボールの落としどころあるいは置き所(ボールの止まる位置)と定義できると思います。
(これはsaiさんの仰ることを私ーーGreen Keeperーーが勝手に定義したものですが、、、)
グリーンの「手前から攻める」のは昔からよく言われて鉄則のようになっていますが、それは旧来のゴルフ場では、グリーンが奥へ向かって上り傾斜(受けている)になっているから、上りのパットを残すという意味ですね。
最近は1グリーンで大きく、速さも上がりアンジュレーションもきつい。おまけにピン位置によってはハザードの近くということもあります。
ですから、折角パーオンしても3パットして△を強いられるということがしばしば起こります。
これは、パットが下手だからではなく、難しいライにボールが置かれ、バーディー狙いはおろか2パットで収めるのすら難しい状況にしてしまったのが最大の原因ですね。
なので、そのグリーンの「入り口」にボールを運び、狙い通りに行けば○、多少のブレでも-(パー)という攻め方が必要になるというものです。
マスターズのパー3コンテストでJ・ニクラウス(マスターズ最多勝利者)が#4(130yds)でホールインワンを達成しました。
これはまさに「グリーンの入り口」を狙い、そこからバックスピンでピンに転がさせるというもので、多くの名手たちが同じ攻め方をしていました。
ニクラウスは、たまたま完璧にそれが出来たので、ホールインワンになったわけですね。
どうでしょうか、皆様お心当たりがありますよね。
あのホールでは、ピンの位置があそこだったら、狙いどころはあの辺りと、思い浮かぶと思います。
「グリーンの入り口」を念頭にプレーなさることで、何打も良いスコアーで回ることが出来るのではないでしょうか。
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