おはようございます、倉木です。
今日の毎日ワンポイントレッスンは
「スイングバランスの考え方」
です。
■スイングバランスの考え方
■スイングバランスの考え方
スイングバランスとは、簡単に言うと、
「クラブを天秤のように支え、均衡の取れるポイントが
どのあたりにあるかを数値化したもの」
です。
D1とか、D2といったように、アルファベットと数値で表現されます。
アルファベットが10の桁、数値は1の桁、と考えて良いです。
Aが1、Bが2、Cが3、Dが4,Eが5、というように置き換えて考えて下さい。
この数値が大きくなるほど、クラブヘッド側に重心が行きます。
そして、この数値が大きくなるほど、
「クラブを重く感じる」
ようになります。
重く感じるということであって、実際に重量が重くなるわけではありません。
例えば、グリップ重量を10g軽くするとスイングバランスは2ポイント下がり、クラブを重く感じるようになります。
グリップを付けていない状態では50g程度軽量化されるにもかかわらずクラブが重くなったように感じます。
また、クラブヘッドを持ってグリップ側を振ると、クラブ重量は変わっていないのにとても軽く感じるようになります。
簡単に言うと、このような感じです。
そして、このスイングバランスについての考え方を一つお話します。
最近は、ゴルフクラブの性能が様々な数値で表現されるようになりました。
昔は数値情報が少なくフィーリングで判断するしかありませんでした。
なので、数値で様々な性能を比較、把握することができるようになった現状は基本的に良いことだと言えます。
しかし、逆に、数字にこだわりすぎてしまい、神経質になり過ぎてしまう場合もあります。
その一つが、スイングバランスです。
「メーカー品はスイングバランスの誤差がある。これはダメ」
「スイングバランスの誤差は0.1以内に収めるべき」
このように、スイングバランスにも強いこだわりを感じる方が、稀にいます。
確かに、メーカーの既成品、カスタム品は、多少のスイングバランスの誤差があります。
特に、海外メーカー品は誤差が大きめです。
スイングバランスの誤差は、どのくらい許容すべきなのか。
0.1の誤差も無く、きっちり、組み上げるべきか。
このスイングバランスの誤差、どのように考えるべきか。
スイングバランスについて言えることは
「あまり神経質になることは無い」
ということです。
実は、スイングバランスは、グリップの握り方で簡単に変わってしまいます。
スイングバランスは「握りの長さの変化」にとても敏感です。
具体的に言うと、6mm、グリップを持つ長さが変わるとスイングバランスは1.4ポイント程度、変化します。
毎回、完璧に、同じ長さでグリップできる、というゴルファーは、稀だと思います。
6cmの誤差が出る、というゴルファーはいませんが6mmの誤差が出ることはあると思います。
6mm違えば、実質的に、スイングバランスが1.4ポイント変わります。
3mmでも0.7ポイント程度、変わります。
つまり、スイングバランスとは、グリップして打つたびに、0.3ポイント〜1ポイント程度は
ズレてしまうものです。
なので、それほど神経質になることはありません。
目安としては、アイアンセット間ではスイングバランスの誤差は±0.2程度であれば何の問題も感じない、と言っていいでしょう。
なので、もし、あなたが、スイングバランスの「数値」にこだわり過ぎて神経質になって窮屈に感じているとしまったら。
それほど気にすることはありませんので、安心して、誤差を許容するようにしてください。
※追伸
しかしながら、ゴルフクラブの性能を表す数値にはとてもシビアに考えなければならない物もあります。
なぜなら、スイングバランスの誤差とは違って、スイングづくりそのものに深刻な影響を及ぼすためです。
その数値の重要性を知り、対策をしたい場合は私が執筆した「驚異のゴルフ上達法」教材を参考にしてください。
・驚異のゴルフ上達法
→ http://1golf-jyoutatu.com
本当に重視すべきクラブの数値が何であるかが分かり、具体的な対策を実施することができるようになり、
深刻な事態に陥ることを回避できます。 from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ