20150415

パット上達ブログ: 何が凄い?スピース

今季2勝目を「マスターズ2015」という大舞台で演じたJ・スピース。



マスターズの歴史で、初日64は覇者の初日のスコアとして最少、2日目を終わって-14は最少スコアを更新、史上5人目のマスターズ完全優勝と報じられています。



何が強さの鍵なのか、PGAtourのSTATSを覗いてみました。



?!  382ydsの飛距離?!、でしょうか。



これはノーザントラストで計測されたスピースの今季の最大飛距離ですが、飛ばすだけなら400ydsはと言われるツアーでのランクはたかだか63位です。



今季これまでの27RNDsでスピースのデータは ( )内はそのランク。



飛距離     292.5yds  (63)

FWキープ率    61.7%  (88)

パーオン率    66.7%   (81)



と、何の変哲もないデータです。



凄いのは「スコアをまとめる力」、もちろんこんなSTATSはないのですが、、、。



平均スコア   69.264   ( 1)



それを作っているのが

SGTTG   12.548   ( 5)

SGP      0.801   ( 4)

SGT      2.349   ( 2)



グリーンに上がるまで(SGTTG)も凄いですが、グリーン上(SGP)も凄い。

その結果、スコアを作る力が総合的(SGT)にランク2位。



どちらかがすごいという選手が多い中、スピースは両方とも完璧なプレーパフォーマンスを発揮していると言えます。



たとえば、あまりに細かいことなので、日頃は注目されないDATAに「ROUGH PROXIMITY」というものがあります。



これはラフからのピンまでのアプローチの残り距離の平均値(但し、エッジから30yds以内のグリーン周りを除く)というものです。



その平均値はスピースの場合35feet(≒11m)でランク2位。



他にもいろいろありますが、ざっと見てラフからの寄せが上手いですね。



マスターズに備えてショートゲームの練習に力を入れたと試合前にコメントしていました。



また、(予落し、今回限りでマスターズ引退の)パッティングの名手と言われたB・クレンショーから、練習RNDでアドバイスを貰ったのが良かったそうですね。



L・ドナルドが米欧の賞金王になった時の状況に似ています。

「L・ドナルドの強さ」

「世界最強」



5位でフィニッシュした松山英樹は「やはりパッティングが大事」と話していました。



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