今週のトーナメントは、アメリカではWGCのマッチプレー、日本男子はクラウンズ、アメリカ女子はノーステキサスシュートアウト、そして日本の女子がサイバーエージェントレディースです。マッチプレーには松山選手が出場し、アメリカ女子のノーステキサスには横峯、上原、野村選手と有村選手がアメリカでの今季初試合です。
WGC世界マッチプレーは、去年まで2月頃にアリゾナで開催されていましたが、今年から場所をサンフランシスコに移し、キャデラックマッチプレーとして開催されています。変わったのは場所とスポンサーだけではなく、マッチプレーの方法も少し変わったそうで、出場64名を16のグループにわけ、それぞれのグループで総当たり戦を行い、各グループで一位の選手が16人でのマッチプレーに進出できるという、まるでサッカーのワールドカップのようなシステムになっていて、これだと人気選手が初日敗退ということにならないので、これまでよりも楽しめる試合になりそうです。試合は既に始まっていて、松山選手のグループは松山選手が最上位の選手で、松山選手は既に一戦目を勝っています。
日本の男子はクラウンズですが、今年も海外からの招待選手はなく、それもそのはずで、世界マッチプレーと重なってしまったから、例えばお金を積んでも世界トップの選手を招待できるはずもありません。というわけで、今年もフィールドは弱く、世界ランクポイントも優勝者が16ポイントくらいになると思われます。これは、開幕戦と同じポイントです。思えば5年くらい前までは、日本の試合も20ポイントを超える試合が多かったのですが、世界トップ100の選手が二名しか出場しないフィールドなので、弱体化傾向に歯止めがかからないといった状況です。もしかすると、ウェブコムやアジアンツアーに抜かれるのも時間の問題かもしれません。(一部は既に抜かれていますが)日本の男子は、強い選手がアメリカに行くので、日本のツアーに残るのは、日本でしか戦えない選手ばかりということになり、つまり、日本のツアーはアメリカツアーのステップツアーといったイメージになっていますが、そういうイメージが定着しないように、なんらかの対策が必要でしょう。アメリカでは今週のマッチプレーなどでも、これまでの問題点を解決すべく改善されているようなので、日本のツアーもなんらかの対策を練るか、或は完全にアメリカの配下に収まるか、それともアジアとの協調を強化するか、多くのファンは、なんらかの対策を待っている気がします。
それでは今日も、レッスン公開です・・・