【質問】
「倉木様
先日はクラブセッティングに関する貴重なアドバイスありがとうございました。
その後、少しずつですがドライバーなどの飛距離が伸びている感触を得ていますが、逆に今まで好調だった4Wの球筋が振りにいくと落ち際に5~10Y程右にそれるようになってしまいました。
以前使用していた3Wの感触に近くなるよう、シャフトは同じS-TRIXX Pro BORON(S)を3Wと同じようにチップカットなしで組んで使用していましたが、過去のブログを拝見しましたらチップカットに問題があるのではないかと思いメール致しました。
クラブスペック
3W 43in チップカットなし D2 328g
4W 42.5in チップカットなし D2.5 333g
上記ヘッドを比較しますとシャフト挿入長は同程度のようですが、ホーゼル長さが3Wより4Wは約0.5in長い状態です。
ホーゼル長の違いと合わせると3Wと同じ感触に近づけるには4Wは1inチップカットが必要だったのでしょうか?
また、FWに使用するウッド用のシャフトのチップカット長とすると1.5in程度チップカットしたほうがよいのでしょうか?
同様な考えから、アイアンとウェッジなどでホーゼルの長さが違う場合もチップカットは変えたほうが良いのでしょうか?
最後にアイアンのリシャフトについてですが、過去のブログで5Iのスペックとしてロフト27度、クラブ長37.5~37.75inが良いとのアドバイスがあったかと思いますが、バランスが大きく変わらなく組めることが前提とするとクラブ長を38inまで伸ばすとロフトと長さのバランスとしては良くないのでしょうか?
何卒アドバイス頂けますようようお願いいたします。
【回答】
ネックの長さに関わらず、3Wと4Wが同じシャフトならば、4Wは3Wよりも0.5インチ、チップカットすべきです。
それで、基本的に同じ硬さ、同じ傾向の性能になります。
今回の場合だと、4Wの方が軟らかく、元調子よりになります。
打ち出し角度が低め、バックスピン量が多めの、粘りのある弾道になってしまいます。
4Wの方がロフト角が大きい分、気づきにくかったかもしれません。
さらに、4Wの方が5mmネックが長いということですが、ネックの長いヘッドの方がシャフト単体の全長が短くなり、かつ、相対的に、軟らかくなります。
(絶対的な硬度は硬くなるのですが、相対的には、硬くなるのではなくて、軟らかくなるのです
このことから、4Wはチップカット0.5インチはすべきです。
そうするとクラブ全長が0.5インチ短くなりますから、グリップエンドに追加するシャフト伸ばしをすると良いです。
カウンターバランスになってクラブ重量がアップするので、丁度良いです。
現状だと、3Wと4Wが同じシャフトなので、シャフト長が短い4Wの方がカット後シャフト重量が軽く、相対的に2g程度、クラブ重量が軽いです。
アイアンのネックの長さは、主に4つのタイプがあります。
1.全番手同じ
2.3〜7まで同じ、8からいきなり長くなり、Pに向かってさらに長くなる
3.短い番手になるにつれてリニアに長くなる
4.バラバラで不規則
4以外は設計意図があるので、ネック長を考慮したシャフト装着をする必要はありません。
4の場合は品質の低さによる問題なので、シャフトの入れ方に調整が必要になります。
ネック長がバラバラなものは、国内産ネック一体鍛造型の地クラブ系に多いです。
38インチに伸ばすならばロフトは26度〜25度位まで増やしても大丈夫です。
ちなみに、長さは60度法で説明しています。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ
「倉木様
先日はクラブセッティングに関する貴重なアドバイスありがとうございました。
その後、少しずつですがドライバーなどの飛距離が伸びている感触を得ていますが、逆に今まで好調だった4Wの球筋が振りにいくと落ち際に5~10Y程右にそれるようになってしまいました。
以前使用していた3Wの感触に近くなるよう、シャフトは同じS-TRIXX Pro BORON(S)を3Wと同じようにチップカットなしで組んで使用していましたが、過去のブログを拝見しましたらチップカットに問題があるのではないかと思いメール致しました。
クラブスペック
3W 43in チップカットなし D2 328g
4W 42.5in チップカットなし D2.5 333g
上記ヘッドを比較しますとシャフト挿入長は同程度のようですが、ホーゼル長さが3Wより4Wは約0.5in長い状態です。
ホーゼル長の違いと合わせると3Wと同じ感触に近づけるには4Wは1inチップカットが必要だったのでしょうか?
また、FWに使用するウッド用のシャフトのチップカット長とすると1.5in程度チップカットしたほうがよいのでしょうか?
同様な考えから、アイアンとウェッジなどでホーゼルの長さが違う場合もチップカットは変えたほうが良いのでしょうか?
最後にアイアンのリシャフトについてですが、過去のブログで5Iのスペックとしてロフト27度、クラブ長37.5~37.75inが良いとのアドバイスがあったかと思いますが、バランスが大きく変わらなく組めることが前提とするとクラブ長を38inまで伸ばすとロフトと長さのバランスとしては良くないのでしょうか?
何卒アドバイス頂けますようようお願いいたします。
【回答】
ネックの長さに関わらず、3Wと4Wが同じシャフトならば、4Wは3Wよりも0.5インチ、チップカットすべきです。
それで、基本的に同じ硬さ、同じ傾向の性能になります。
今回の場合だと、4Wの方が軟らかく、元調子よりになります。
打ち出し角度が低め、バックスピン量が多めの、粘りのある弾道になってしまいます。
4Wの方がロフト角が大きい分、気づきにくかったかもしれません。
さらに、4Wの方が5mmネックが長いということですが、ネックの長いヘッドの方がシャフト単体の全長が短くなり、かつ、相対的に、軟らかくなります。
(絶対的な硬度は硬くなるのですが、相対的には、硬くなるのではなくて、軟らかくなるのです
このことから、4Wはチップカット0.5インチはすべきです。
そうするとクラブ全長が0.5インチ短くなりますから、グリップエンドに追加するシャフト伸ばしをすると良いです。
カウンターバランスになってクラブ重量がアップするので、丁度良いです。
現状だと、3Wと4Wが同じシャフトなので、シャフト長が短い4Wの方がカット後シャフト重量が軽く、相対的に2g程度、クラブ重量が軽いです。
アイアンのネックの長さは、主に4つのタイプがあります。
1.全番手同じ
2.3〜7まで同じ、8からいきなり長くなり、Pに向かってさらに長くなる
3.短い番手になるにつれてリニアに長くなる
4.バラバラで不規則
4以外は設計意図があるので、ネック長を考慮したシャフト装着をする必要はありません。
4の場合は品質の低さによる問題なので、シャフトの入れ方に調整が必要になります。
ネック長がバラバラなものは、国内産ネック一体鍛造型の地クラブ系に多いです。
38インチに伸ばすならばロフトは26度〜25度位まで増やしても大丈夫です。
ちなみに、長さは60度法で説明しています。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ